小学校低学年の子におすすめしたいこちらの児童書☆
ヨシタケシンスケさんの可愛らしいイラストがたくさん散りばめられていて、
ページ数200ぐらいあるのかな!?
でも一人でしっかり最後まで読むことができる文字数です(*^-^*)
小学校に入学して、自分でしないといけないことも増え、
色んなお友達や先生がいて、うまく行かない事、納得のいかない事、
友達と時には喧嘩してしまうこともあるかもしれない。
色々な不条理なことも経験していくかもしれない。
人生とは何だ?より良く生きていくってどういうこと?
哲学的な内容ながら、押しつけがましくなく、
ヨシタケシンスケさんのユーモアな視点で、人生の楽しみ方のいろいろが
描かれている一冊です。
メメンとモリという性格が真逆な兄弟の日常の会話が大人の心も溶かしてくれます。
大切なモノが壊れてしまった時、”ずっとそこにあることより、一緒に何かをしたということが大事”。
人やモノには必ず思い出がつきもの。そのモノを通して一緒に過ごした時間のほうが
大事。
カタチがなくなってしまっても、思い出はずっと生き続けるから。
”人は思っていたのとちがう!ってびっくりすために生きているんだ。”
どんなふうに人生という時間を使ってもいいんだよと、
多様な生き方を応援してくれる本です。
何か答えをくれそうで、正解なんてないんだよ。
正解はいつも君の心の中にあるんだよと、そっと語りかけてくれる一冊です。
《著者紹介》
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。
絵本のほか、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)『しかもフタが無い』(筑摩書房)
『それしかないわけないでしょう』(白泉社)『りゆうがあります』(PHP研究所)
『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社)『その本は』(共著、ポプラ社)など様々なジャンルで多数の著作がある。
※絵本より引用