外国の絵本
アンデルセン童話の赤いくつ。 お母さんを亡くして、ひとりぼっちになったカーレン。 靴を買うお金もなく、夏ははだし、冬は木靴をはいていた。 そんなカーレンを呼び寄せた親切なおばあさんは、 教会に行くために、 カーレンに新しいドレスを買い、新しい赤…
モンゴルの遊牧民の暮らしを描いた絵本。 アローハンという名の少女と、羊のホンゴルとの絆の物語。 子どもの時から一緒に育ち家族同然に暮らしてきたふたり。 四季の移り変わりとともに、水を求め、牧草を求め、 家畜とともに大草原を移動しながら生きてい…
アルゼンチンのウィチーの人々に伝わるお話です。 ウィチーの人々が住むグランチャコは乾燥したサバンナ気候で、狩猟したり、 川で魚を捕ったり、木の実を採取しながら、自然と調和しながら生きてきた、 民族の歴史がお話のベースになっています。 大切な火…
中国に伝わる昔話。 ある村にトーリンという青年が住んでいました。 トーリンは、毎日山に行き、だんだん畑を作り、それはそれは働き者でした。 ある夏、汗を流しながら一生懸命働いていると、ひとつの汗が地面にこぼれ、 岩のくぼみに落ちました。するとそ…
美術館に飾られている絵画のような美しい絵本(*^^)v グリム童話の中のお話で、お城に待ちに待ったお姫様が誕生し、 お姫様の行く末を守ってもらうために、 魔女たちをお祝いの席に招待することになりました。 全員で13人の魔女います。 ところが、魔女に料理…
グリム童話は怖いお話が多く、おどろおどろしいので、 名作が多いものの、なかなか子どもと読むのに躊躇してしまうところがありますが、 いもとようこさんの描くでグリムの世界は、 ちゃんと物語(フィクション)として小さな子どもも楽しめるところが素晴ら…
グリム童話で有名なヘンゼルとグレーテル。 お菓子の家というイメージが先行していて、実は今回物語をしっかり読むのは初めてです。 表紙がお菓子の家のわりに、黒や茶色を基調としたほのぐらい雰囲気に違和感を 覚えつつ、読み進めてみると、 なかなか内容…
トルコのお話で、ある村にたどり着いた旅人。どの家も鍵を3つもつけていて、 けちんぼうばかりが住んでいるケチケチ村でした。 お腹が空いてドアを叩いても、何もないよと追い返されてしまう。 本当はどっさりと食べるものがあるのに。 旅人はある家のドア…
イギリス民話で有名な『さんびきのこぶた』。 誰もが知っているあの名作。学芸会などでもよく扱われる題材。 文章を書いているロベルト・ピウミーニは北イタリアの出身で、 教師から、俳優を経て、作家デビューしたという異色の経歴の持ち主。 色んな世界を…
シンデレラはもう昔からよく知られているお話です。 そしてたくさんの方が描かれています。 その中から選んだのが安野光雅さんの絵本です。 最初に安野さんの絵本を読んだのは旅の絵本シリーズだったと思います。 言葉がなく、絵だけ構成されている旅の絵本…
『ひらけ、ごま!』というセリフは大人になった今もずっと記憶に残っています。 どんな呪文よりも、頭に残るフレーズ。 子どものころ読んだときには、なんでゴマなんだろう??と不思議で、 友達と遊ぶとき一時ブームになっていました。 盗賊が隠していたお…
昔から何度も読んだこともあるアンデルセンの名作『はだかの王さま』。 『ちいさなおうち』の作者であるバージニア・リー・バートンが絵を描きました。 王様は細身で、気品に溢れていて、お城だけでなく、街並みすべてが美しく、 市民もみんな綺麗な格好をし…
子どものに読み聞かせしようと選んだイソップのおはなし。 作者のバーバラ・マクリントックが選ぶ9話です! 『キツネとカラス』『キツネとツル』『町のネズミといなかのネズミ』 『オオカミとツル』『キツネとネコ』『オオカミと子ヒツジ』『カラスとクジャ…