子どもの時に初めて海に対面したときに私の発した言葉は、
『わぁ~大きな水たまり~!』
だったそうで、両親はせっかく車で遠くの海まで連れてきたの、
がっくりしたようです。
私は大きな水たまり(うみに)を前に感動して、歓声を上げていました。
せなけいこさんと聞くと、
『おばけのてんぷら』が一番に浮かびますが、
うさぎがモチーフになっている作品が多いですが、
こちらの絵本もうさぎさんが主人公です。
せなけいこさんの作品の特徴は、
このはり絵ですね!
和紙や千代紙の風合いが、動物の体の曲線などが、立体的に表現されていて、
本当にはり絵で表現されているとは思えないぐらい、奥行きを感じます(^_-)-☆
今回の物語は、海の思い出(浮き輪で泳いだり、波乗りマットで遊んだり)、
夏の思い出(スイカ割りや、アイスクリームを食べたり)を楽しみながら、
ところどころで登場するしりとり遊びがたのしい絵本です!
幼稚園児が楽しんで読める絵本かと思います。
我が家の息子も、幼稚園に入ってから、しりとりやクイズ、なぞなぞ
大好きになり、絵本というより、しりとりに夢中になっています。
親のわたしは、はり絵に夢中www
《著者の紹介》
東京生まれ。武井武雄氏に師事。日本児童出版美術家連盟会員。
『いやだいやだの絵本』(福音館書店)でサンケイ児童出版文化賞受賞。
作品に『おばけのてんぷら』(ポプラ社)、『ばけものづかい』(童心社)
『ちいさなたまねぎさん』、『ふゆのおばけ』、『たぬきのおもち』(金の星社)
『となりのたぬき』(鈴木出版)など多数。