まっかな ちっちゃい きかんしゃの ぼうけんはシリーズがいくつか出ています。
どちらも最後まで楽しく読むことができます。
これは子供が、2歳の時から気に入って、
何度も何度もリピートして読んだ絵本です。
運転士のダフィーが寝坊をしてしまって、
急いできかんしゃを走らせようとするのですが、
プラットホームでブレーキをかけ忘れて、駅のホームに出てしまい、
あかいきかんしゃが一人でに走り出してしまい、運転手のダフィが慌てて、
きかんしゃをおいかける冒険のお話です。
きかんしゃを追いかけるために、たくさんの人が協力してくれるのですが、
なかなかうまくいきません。
トラックの荷台に乗せてもらったり、
ボートに乗せてもらったり、
自転車を借りたり、馬に乗ったり、トラクターや、
最後はヘリコプターで電車を追いかけ、きかんしゃに無事飛び乗ります。
子どもはきかんしゃの話なのに、たくさんの乗り物が出てきて、活躍するのが
とても楽しいようです。
また絵がとても詳細に描かれていて、動物を見つけたりしながら、
読み進められます。
作者が、元々自然を描くアーティストだったこもあり、
シリーズには主役はきかんしゃでも、豊かな自然の中を走り抜ける絵が
とても印象的です。
《著者紹介》
作:ベネディクト・ブラスウェイト
学校を卒業後、建築事務所勤務。
そのあと、スコットランドやウェールズの農場に移り、自然保護区で自然を描く
アーティストとなる。その経験は現在の創作活動にも生かされている。
『まっかなちっちゃいきかんしゃんのぼうけん』のシリーズは、
日本を含む七か国語に翻訳され、150万部を超えるベストセラー。
他の絵本作品として、DinosaurChase!などや、日本語に翻訳された読み物として
『ほたる島物語』(ポプラ社)がある。
訳:青山南
翻訳絵本には『たのしいホッキー・ファミリー』『アボガドベイビー』(ほるぷ出版)、『算数の呪い』『やぎのブッキラボー3きょうだい』(小峰書店)、
『ハンタイのおばけ』(光村教育図書)、『ラストリゾート』
『まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん』シリーズ(BL出版)など多数。
※絵本より引用
【作・絵:ベネディクト・ブラスウェイト 訳:青山南 出版社:BL出版】