作者の三浦太郎さんの子育ての実体験から生まれた作品なのだそうです。
子どもが産まれて初めて、子育てがどんな生活なのかわかりました。
24時間ずっと赤ちゃんの小さな命を守るのに、気を張り詰めていて、
自分の時間なんてなく、24時間ずっと赤ちゃんに合わせた生活が続き、
赤ちゃんは寝ているか、泣いているか、起きているかで、
言葉は通じないし、面白くて笑うこともありません。(新生児微笑はありますが)
最初の3か月ははっきり言って壮絶な生活です笑
三浦太郎さんもそんな子育てを経験し、子どもの笑い声を聞きたくて、
いろんなことを試したそうです。
初めて笑ったのが『くっついた!』と言ってほっぺをすりすりくっつけたら、
赤ちゃんが初めて声を上げた笑ったそうです。
それがこの絵本が誕生した経緯だそうです。
『くっついた!』というフレーズが繰り返され、絵本に登場する動物たちが、
くっつきます。
絵本の中で、きんぎょさんときんぎょさんがくっついたり、
さるさんとさるさんが、手で繋がったり、
いろんな動物や虫がくっつくと、また違った形に見えたりして、新鮮です!
最後はぼくとママのほっぺがくっついた!をするのですが、
この時本を読み聞かせながら、子どものほっぺに、くっついた!をすると、
とても喜びます。
親子のスキンシップもはかれる楽しい絵本になっています😋
0歳児からの読み聞かせに、初めての絵本におすすめな一冊です(*^-^*)
【作:三浦太郎 出版社:こぐま社】