酒井駒子さんの絵本の中では、少しタッチがいつもと違うかな?という
印象を受けました(*'▽')
子どもの表情やよるくまの表情は酒井駒子作品といった感じがすのですが、
背景の色使いだったり、作風がいつもと違った味わいです☆彡
おそらくお話の内容も子ども向けに書かれているので、
色使いも多色ではなく、限られた色にして、
べた塗に拘られたのではないかと推測します。
さて、お話ですが、男の子が夢の中でよるくまという、夜の色をしていて、
首に月の形があるかわいい黒いくまに出会います。
よるくまは夜に目を覚ましたら、ママがいなくなってしまって一人で探していました。
男の子は一緒によるくまのママを探してあげることにしました。
『もしかしたら大好きなハチミツを買いにいったんじゃない?』
とお店を見に行ったり、(もちろん夜なので店舗は真っ暗。誰もいません)
『ブランコしたくなったのかな?』と夜の公園に探しにいったり、
電線の上を二人で歩きながら、よるくまの家に戻ってみます。
でもママはまだおうちにいませんでした。
よるくまの心は、不安と寂しさでいっぱいになり、ついに泣き出してしまいました。
よるくまの涙は、夜のように真っ暗です。
『たすけてください』と願ったとたんに、流れ星が!!!!
流れ星につかまると、お母さんの釣り竿に繋がっていて、
引っ張られ、突然よるくまのママが現れました。
よるくまのママはお星さまでたくさんお魚を釣って、
お仕事をしていたというお話。
よるくまのママは男の子と、よるくまを抱っこと、おんぶして、
釣ったお魚を担いで、おうちに帰って、2人をベッドに寝かせました。
という男の子は壮大な夢を見ていたお話です(^^♪
夜寝る前の読み聞かせにピッタリな絵本です!
お友達に寄り添う気持ちや、思いやりや、
お母さんのぬくもりと、愛情を感じられる絵本です☆彡