男の子で働く車が大好きな子も多いかと思いますが、
特にその車のギミックが派手なものに夢中です。
例えば消防車でもはしご車は人気なようです。
この『のびるじどうしゃ』絵本は、まさにギミックが派手で、
普段あまり目に触れない働く車が多数登場します。
のびるじどうしゃに焦点を当てて、まとめられている絵本です。
少しコアですが、のびるじどうしゃが大好きな子どもにはたまらない一冊だと思います。
ショベルカーも通常のバケットではなく、アッタチメント交換された特殊なもの
だったり、アームが通常のものより長いショベルカーは、運転席もぐーんと
上で伸びるよう仕組みなっていて、子どもは驚いていました。
クレーン車も、でこぼこした場所でも働けるカニクレーンといって、
カニの足のようなものがついて不安定な足場でも固定して作業が行えたり、
空港で働く車も普段目にすることがないので、どのように、
飛行機に貨物を運びいれているのか良くわかります。
絵も鮮明で分かりやすく、働く車のギミックから、
どのような仕事をしているのか実際に映像を見ているかのようです。
働く車がどのように動いて、どのような作業を行うのか実際を知りたいお子さんに
おすすめの一冊です!
《著者紹介》
平山暉彦
1938年、大阪市生まれ。広告代理店のクリエイティブ部門で広告宣伝に携わる。
世界中の自動車に造詣が深く、執筆を続けている。自動車についての主な著書に
『羊の皮を被った狼たち』『サーキットを駆ける狼たち』(ともに二玄社)、
『栄光に彩られたスポーツカーたち』『アルファロメオ レーシングストーリー』
(ともに三樹書房)がある。絵本に『出勤119番』(講談社)、『きょうはハロウィン』『ひみつのたからチョコラーテ』(ともに福音館書店)などがある。
東京都在住。
※絵本より引用。
【作・絵:平山暉彦 出版社:福音館書店】