★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

けいてぃー はたらきもののじょせつしゃ

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指で地面をなぞって、絵を描いたり、波紋のような幾何学模様を作って、

 

いつの間にか夢中になっていた頃を思い出します。

 

真っ白な雪の中に初めてつける自分の足跡だったり、雪の上を走った車の轍だったり、

 

何もないところに線ができる、道ができるのは面白い。

 

絵本『けいてぃーはたらきもののじょせつしゃ』に出てくるけいてぃーは、

 

キャタピラのついている、あかい立派なトラクターです。

 

部品を変えると、ブルドーザーになったり、除雪車になったり、

 

ジェオポリスという町の道路管理部で働いています。

 

夏の間は道路を直し、冬が来ると雪を片付けるのがけいてぃーの仕事です。

 

けいてぃーは力のいる仕事が大好き!大雪が降り、ジェオポリスの町がすっぽり

 

雪の中に隠れてしまい、駅までの道、大通りの雪をかき分け、郵便屋さん、飛行場

 

電力会社、救急搬送する患者さんを病院までの誘導し、町の雪をかき分けていきました。

 

けいてぃーのおかげで町のライフラインは復帰し、人々の暮らしが守られましたという

 

けいてぃーが大活躍するお話です。

 

働く車の絵本の中でも、かっこいいというより、かわいらしく描かれています。

 

構図もとてもおしゃれです!

 

この冬は日本海側に大寒波が来て、大変な雪に見舞われました。

 

けいてぃーのような除雪車がこのように活躍したのかな?と雪のない地方に住む

 

私は思いを馳せました。

 

とても装幀がかわいいので、男の子にも、女の子にもおすすめの働く車シリーズです!

 

【作・絵:バージニア・リー・バートン 訳:石井桃子 出版社:福音館書店

 


はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー (世界傑作絵本シリーズ)