幼い頃から何度も繰り返し読んできた大好きな絵本、
子供にも何度も読み聞かせしました。
こんなにおばけがかわいく描かれている作品があるでしょうか?
そして子どもが大好きなうさぎとおばけの組み合わせで意外性があります。
絵本『おばけのてんぷら』は、うさこが山へくさつみに行くと、
そこでこねこくんと出会いました。
こねこくんは木のこかげでお弁当を広げていたのですが、
何とも美味しそうな天ぷらを食べていて、うさこは、ひとつお芋の天ぷらを貰いました。
とても美味しくて、こねこくんに、天ぷらの作り方を教えて!と言うと、
こねこくんは、ママから料理の本を借りて持ってきてくれました。
うさこはさっそく、お店にいって天ぷらの材料を買いに行きました。
材料を買って家に戻ったうさこは、さっそく天ぷらづくりを始めます。
お野菜に衣をつけて、油でカリッと揚げ、揚げたての天ぷらをつまみ食い。
その出来たての美味しさに、夢中になって次々に揚げていきます。
そのころ山の上にいたおばけのところまで、美味しい天ぷらの臭いが漂ってきて、
おばけはつられて山を下り、うさこの家の鍵穴から体を小さくして入り込みます。
そしてうさこが揚げたばかりの天ぷらをつまみぐい。
すると、まちがって衣の中におばけは落ちてしまいました。
うさこは玉ねぎを切るときに目が痛くて眼鏡をはずしていて、
よく見えないまま、おばけを油で揚げようとしたその時、
おばけは危機一髪逃げて無事脱出!
おばけの形をした天ぷらはもちろん、中身は空っぽ。
うさこは最後の大きな天ぷらを揚げます。
さっそく揚げたてを口に運ぶと、ガリっと歯が立ちません。
よく見ると、うさこの黒縁の眼鏡でした。
うさこの初めての天ぷら料理は、野菜だけでなく、おばけや眼鏡を揚げたり、
奇想天外な料理に仕上がりました。
お話の内容もユニークで、とってもチャーミングです!
乳幼児の読み聞かせにぴったりの一冊です(*^-^*)
いやだいやだの絵本 プレゼントBOX (福音館あかちゃんの絵本)