★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

がんばれ!あかい しゃしょうしゃ

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がんばれ! あかい しゃしょうしゃ

ホームに入ってくる電車の先頭車両や、新幹線の先頭車両がやはり人気だ。

 

先頭車両のところで待ち構えて写真を撮る人もよく見かける。

 

電車の運転手になりたいと夢を抱く子が多い中、車掌さんと運転手の仕事の違いを

 

あまりよく知らなかったりする。

 

絵本『がんばれ!あかいしゃしょうしゃ』は最後尾を走る車掌車が主役の絵本です!

 

いつも一番最後を走るあかいしゃしょうしゃ。

 

先頭は大きな黒い機関車。その後ろに貨物列車が続き、石油車、石炭車、

 

材木などを運ぶ長物車と並ぶ。

 

あかい車掌車は、いつも最後尾です。

 

先頭の機関車にはみんな手を振りますが、車掌車が走るころには、

 

みんな飽きてしまって言ってみてる人は少ないし、手もふってくれません。

 

車掌車は先頭の機関車がうらやましく思います。

 

あるひ高い山を登っていると、あまりに高い山だったので、

 

途中で機関車は止まってしまいました。

 

このままではずるずると坂を滑り落ちてしまいます。

 

あかい車掌車は、ブレーキをかけました。

 

必死に赤い車掌車が、食いしばっていると、急に背中を押されました。

 

2台の機関車が助けにきてくれたようです。

 

2台の機関車は、車掌車に、君がいてくれてよかった。よくふんばってくれたね

 

と褒めてくれました。

 

ながものしゃも、君のおかげで助かったよと車掌車に声をかけました。

 

いまでも先頭の機関車にみんな手をふりますが、車掌車にももっと大きく手をふって

 

見送ってくれるようになりました、というお話。

 

普段は一番最後を走っていて、

 

先頭車両やほかの車両に引っ張ってもらっているように見える車掌車が、

 

事故につながらないように、必死でみんなを守って大活躍し、英雄になるお話です。

 

絵本の絵も動物や、人がきかんしゃを応援している姿が描かれていて、

 

トンネルや、山道、ふみきり、鉄橋など、しっかり情景もカラフルに描かれていて、

 

機関車だけでなく、細部までとても楽しい絵が続いています。

 

みんなで力を合わせて、ピンチに立ち向かう機関車の姿に勇気をもらいます。

 

車掌車が勇気を振り絞って、みんなを守り、みんなの役にたったことで、

 

自分に自信を持てたことが素晴らしいです。

 

幼児におすすめの絵本です!

 

【作:マリアン・ポーター 絵:ティボル・ゲルゲイ 訳:こみやゆう

 出版社:PHP出版】

 


がんばれ! あかい しゃしょうしゃ (おひざにおいで)