渋滞は大人はうんざりなんじゃないでしょうか?息子は渋滞が大好きです!
家にあるミニカーたちを渋滞させて遊んでいたり、ビー玉転がしの玩具なんかも、
わざと途中指でせき止めて、ビー玉を渋滞させて、いっきに下まで流すのが
好きだったり。外に出たら蟻の列をみると、とても喜びます。
絵本『なんのじゅうたい?』はたくさんの車輪のついた乗り物が登場します。
さんりんしゃが渋滞の最後尾で、ローラースケート→いちりんしゃ→キックスケーター
→スケートボード→ほこうき→ベビーカー→ショッピングカート→くるまいす→
じてんしゃ→じんりきしゃ→スクーター→オートバイ→サイドカー→じょうようしゃ
→トラック→クラシックカー→キャンピングカー→コンクリートミキサーしゃ→
タンクローリー→レッカーしゃ→バス→サファリバス→スクールバス→
どうぶつうんぱんしゃ→ばしゃ→トラクター→たうえき→ゆうびんしゃ→たくはいしゃ
→タクシー→いどうはんばいしゃ→いどうとしょかん→トイレカー→せいそうしゃ
→いどうえいぞうしゃ→テレビちゅうけいしゃ→レスキューしゃ→きゅうすいしゃ
→しょうぼうしゃ→きゅうきゅうしゃ→いりょうきゅうごしゃ→しろバイ→
パトロールカー→こうしょさぎょうしゃ→ダンプカー→ロードローラー→
ブルドーザー→ショベルカー→クレーンしゃが一番先頭。
計50台の車、乗り物が出て来ます。普段あまり見かけない乗り物も登場したり、
三輪車やベビーカーも乗り物として出て来ます。
ページをめくるごとに、いろいろな車両が、みんな『これはなんでじゅうたいしているんだ?』と困っていたり、
動物が逃げ出して、みんなで大慌てしたり、渋滞に巻き込まれた警察官が警備にあたったり、
先頭まで来た時に、クレーン車がなにか大きなものをつりあげようとしています。
つりあげると、とても大きな卵のような形が。
ゴゴゴゴーと大きな音がして、揺れると、中から大きな恐竜が出てきて、
卵からは小さな恐竜の赤ちゃんが誕生しました。
地面が大きく持ち上がったと思ったら、車や乗り物みんな、なんと
恐竜の背中の上にいたようです。というお話です!
最後のオチもインパクトがあり、さらに大好きな恐竜の登場に、
子どもは大喜びでした。ちょっとしたサプライズな結末です!
渋滞している車の仕事、職業を学ぶことが出来、たくさんの乗りモノが登場するのが、
この絵本のみどころです!
《著者紹介》
作:オームラトモコ
東京都生まれ。会社員を経て、PALETTE CLUB SCHOOLを卒業後、イラストレーターとして活躍中。自作の絵本に『こんなおつかいはじめてさ』(講談社・第三回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞作品)『かわるかわる』シリーズ(教育画劇)などが、さし絵の作品に『ふうたんのうんどうかい』(戸田和代・作/ポプラ社)などがある。
本書の姉妹編に動物を描いた『なんのぎょうれつ?』妖怪を描いた『こんやはなんのぎょうれつ?』(ポプラ社)がある。
※絵本より引用
【作:オームラトモコ 出版社:ポプラ社】