私たち人間はママのお腹から産まれてきたと知っているけど、
他の動物も、人間と同じようにすでに母親のお腹の中でカタチになって生まれてくるものと、
卵から生まれるものがあって、子供の時特に不思議だったのは、
ほとんどの魚が卵で誕生するのに、イルカやくじらは人間のように生まれてくること。
その違いがよくわからなかったことを記憶している。
それから小さな生き物が卵なのかなっと、子どもながらにカタゴライズしていたら、
恐竜は人間よりはるかに大きいのに、卵で生まれてきたり、
卵って不思議だ。カラスの卵は大人になるとあんなに黒いのに、
卵は黒でもなく、白でもなく、まるでミントチョコのようなきれいな色だったり、
大きさも、色も、模様も様々だ。
この絵本の中にも、ハチドリの卵、ガチョウの卵、カエルの卵、魚の卵、
サギの卵、フクロウの卵、蜂の卵、蟻の卵、ハリモグラやエミュー、
ペンギンやカモメ、カモノハシ、ダチョウ、ウミガメ、ヘビやトカゲ、
ワニも恐竜も卵で産まれてくるんだよ~といろんな卵、動物が登場する。
生命の不思議を教えてくれる絵本です!
《著者紹介》
作:アリス&マーティン・プロベンゼン
夫のマーティンは1916年、妻のアリスは1918年、ともにアメリカ・イリノイ州シカゴ生まれ。2人とも、アート・インスティチュート、カリフォルニア大学を卒業。
マーティンは1938年、ウォルト・ディスニー・スタジオに入り、アリスは1942年、
カリフォルニアのウォルター・ランツ・スタジオでアニメーションの仕事に就く。
その後、2人は出会い、1944年に結婚。ニューヨークに拠点を移し、子どもの本を描き始める。1984年に『栄光への大飛行』(BL出版)でコルデコット賞を受賞。
その他の作品に『いろいろ こねこ』(講談社)、『かえでがおか農場のいちねん』(ほるぷ出版)など多数。
※絵本より引用
【作:アリス&マーティン・プロベンセン 訳:こみやゆう 出版社:講談社】