★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ロージーのおさんぽ *パット=ハッチンス

f:id:kiko_book:20210414112931j:plain

めんどりのロージーが夕飯前のお散歩にでかけるお話。

 

絵本の中の文章は全部ロージのお散歩の道筋だけを、たんたんと語る短い文章。

 

そして散歩をするロージを後ろからキツネが狙っています。

 

キツネの言動を絵だけで表現している絵本。

 

こちらは絵が半分以上の物語を語っていて、言葉が読めない子どもでも、

 

ページをめくるだけで、絵本の内容が理解できるようになっています。

 

ロージは後ろから狙うキツネの存在には最後まで気が付きません。

 

マイペースに、お散歩を最後まで楽しむ姿が描かれています。

 

そしてキツネは何度もロージーを襲うと、試みますが、

 

ことごとく失敗。行く手を阻まれます。

 

最後は蜂の巣箱に激突して、蜂に追いかけられて、

 

キツネは、今度は自分が逃げる立場に。

 

ロージはというと、無事に何事もなく、

 

小屋へ戻り、いつもどおりのお散歩を終えて、

 

夕飯の時間に間に合いましたというお話。

 

同じ時間に、同じ道を歩いている1匹と一羽の身に起こる出来事に

 

大きな違いがあり、温度差の違いがあり、ユーモアたっぷりな絵本。

 

日本でいうキツネは人に化けたりして、驚かせたり、頭脳をもった動物として

 

描かれることがありますが、外国ではまたキツネの立ち位置が違うのかなぁ~と

 

思いながら読み聞かせしていました。

 

ハッチンスさんの絵本は以前もブログに書いた『ベーコンを忘れちゃだめよ』など、

 

いつも独特なユーモアな世界が広がります。

 

絵だけで笑わせてもらい、ハラハラさせられ、絵が主役の絵本です(*^-^*)

 

【作:パット・ハッチンス 訳:渡辺茂雄 出版社:偕成社

 

 

kiko-book.hatenablog.com

 

 

 


ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)