★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ぶかぶかティッチ *パット・ハッチンス

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ハッチンスの絵本はいつもコミカルで面白くて、大好きです!

 

絵本『ぶかぶかティッチ』は、ティッチが大きくなって、

 

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”今まで来ていた洋服が小さくなってしまい、

 

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にいさんのピートが『ぼくの ふるいのを あげるよ。』と、

 

ズボンを持ってきてくれました。

 

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さっそくはいてい見ると、まだウエストも、ズボンの丈もティッチには大きすぎます。

 

『でもティッチ、すぐに 大きくなって ちょうどよくなるよ』とにいさんは言いました。

 

それからティッチのセーターが小さくなったとき、

 

ねえさんの、メアリが、『あたしのふるい セーターをあげるわ。あたしにはちいさすぎるの。』

とセーターをくれました。

 

だけどこれもまたティッチには大きすぎて、袖から手が出ません。

 

メアリは『すぐに ちょうどよくなるわよ。』と言いました。

 

そしてティッチの靴下が小さくなったとき、

 

ピートとメアリは口をそろえて、

 

『これあげる。小さくてはけないから。』と言いました。

 

見かねたお母さんが、『ティッチにもあたらしい、ふくや 靴下をかってやらなくちゃ いけないとおもいますよ。』とお父さんに言いました。

 

そこでお父さんとティッチは買い物に出かけました。

 

そしてできたて ほやほやのズボンをかい、できたて ほやほやのセーターを買い、

 

靴下を買いました。

 

そしてお母さんがうまれたて まだ ほやほやの あかちゃんをつれて

 

うちにかえってきたとき、ティッチはあたらしい ふくを きました。

 

そしてティッチは言いました。

 

『ぼくのふるいズボンを赤ちゃんにあげるよ。

それからセーターと、くつしたも。ぼくには小さいんだ!』

 

『だけど、それ、みんな あかちゃんにはおおきすぎるよ』とピートとメアリはいいました。

 

『でも、赤ちゃん すぐ おおきくなって、ちょうどよくなるさ』とティッチは言いました。”

 

 

 

赤ちゃんが生まれて、ティッチもピートメアリと同じ立場になり、

 

赤ちゃんに同じように自分の小さくなって着られなくなった服を、

 

譲る点が可愛らしく、またお兄さんやおねぇさんも、ティッチにかけられた言葉を、

 

自らティッチに投げかけている点が面白いです。

 

服の大きさが変化するにつれて、物語りの中でも立場、立ち位置が変化していく様子が

 

コミカルに描かれています。

 

少しお兄さんになる気持ち、お姉さんになる気持ち、

 

赤ちゃんに玩具や服をゆずる気持ちを、育んでくれる一冊です。

 

《著者紹介》

1942年イギリスのヨークシャーに生まれる。

地方の美術大学で学んだのち、リーズ美術専門大学へ進む。ロンドンの広告代理店に勤務後、ニューヨーク滞在中に絵本を発表し始める。作品に『かえりみちをわすれないで』(福音館書店)『ロージのおさんぽ』(偕成社)、『風がふいたら』(理論社=1974年ケイト・グリーナウェイ賞受賞)など。なお本書の前に、同じ主人公の絵本『ティッチ』(福音館書店)がある。イギリス在住。

※絵本より引用

 

 

 


ぶかぶかティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

 

 

 

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