★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ブタヤマさんたらブタヤマさん *長 新太

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絵本『キャベツくん』で有名な長新太さんの作品。

 

『キャベツくん』に出てきた登場した、色濃いキャラクターだったブタヤマさんを

 

主人公にしたお話。

 

今回はブタヤマさんが虫取りに夢中になっているところ、

 

後ろから大きな何者かがブタヤマさんの背後に迫る!

 

それを『ブタヤマさんたらブタヤマさん、うしろをみてよ ブタヤマさん』

 

という掛け声が繰り返し言葉が続き、

 

ブタヤマさんがふと後ろを振り返ると、そこには何もいないというストーリーが続きます。

 

後ろに迫る危険に気づいているのは、私たち読者だけ。

 

当の本人はずっと、虫を追い続けて、何も知らないのはブタヤマさんだけという

 

ハラハラして、思わずクスクス笑ってしまう一冊です(*^-^*)

 

おばけが脅かそうと近づいても、ブタヤマさんは全く気が付きません。

 

小さな小さな蝶々をとらえようと網をかまえるブタヤマさん。

 

その後ろには、大きな大きなバッタが。大物が後ろにかまえています。

 

小さな蝶々に夢中になっている間、ブタヤマさんの後ろには、

 

たくさんの大きな訪問者が。今にもパクリとされそうです。

 

目先の小さなものばかりを追いかけていると、大物を逃がしてしまうよと

 

言わんばかりに笑

 

子どもは何度も繰り返される、フレーズと、ブタヤマさんのとぼっけぷりと、

 

そして大きな生き物の存在と登場にワクワク、ケラケラと笑いころげていました。

 

子どもの笑いのツボ、喜びのツボをしっかり押さえた絵本です(*^^)v

 

《著者紹介》

作:長 新太(ちょうしんた)

1927年、東京に生まれる。漫画,絵本,イラストレーション,エッセイなどさまざまな分野で活躍。絵本に『おしゃべりなたまごやき』(文芸春秋漫画賞受賞)、『はるですよふくろうおばさん』(講談社出版文化賞),『ろくべえまってろよ』『キャベツくん』(絵本にっぽん大賞)、『ぞうのたまごのたまごやき』(小学館絵画賞)など多数。

※絵本より引用

【作・絵:長新太 出版社:文研出版】

 


ブタヤマさんたらブタヤマさん (えほんのもり 9)

 

 

 


キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)