作者の動物が本当に好きな気持ちが作品に溢れています(*^^)v
動物をずっと見ていると、しぐさだったり、癖だったり、表情だったり、
それぞれの動物のかわいいところ、チャーミングなところに視点を置いて
描かれている絵本です!
ペンギンの羽を広げて上を見上げて、後ろにしりもちをつく姿もかわいいけど、
氷の上を滑って、水に潜る姿も、ゆっくり歩くペンギンからは想像もつかない
スピードで意外性がある姿。
ぞうの鼻で、水浴びや、体に砂をかけるしぐさは、
なんて器用なのだろうと思うし、鼻と耳の大きさに対して、
目はつぶらな瞳で、やさしい表情をしている。
キリンは首が長いだけではない。
なが~い舌の持ち主でもある。動物園でキリンに餌をあげたとき、
とても器用に長い舌で、ニンジンを絡めとっていた。
キリンのチャーミングな姿がもう一つある。
水を飲むときだ。
前足をぐーっと横に広げて、首の付け根から下に向かって下げる。
高いところの葉っぱだけでなく、下にある水までキリンの首の可動範囲はすごい。
オラウータン。手も足もどちらも同じぐらいの運動機能を携えて、
空中を自由自在に移動する。
人間の私もサルと近い親戚なはずなのに、
全くふるわない笑 うらやましい運動・身体能力!
どうぶつにどんどん会いに行こう~というフレーズから絵本の題になっている本作。
動物のチャームポイントを見つけるみたいに、人のチャームポイント、
いいところ、すてきなところに目を向けて、見つけられる人間に
なれますようにと親子で読み聞かせしています(*^-^*)
文章は少なく、絵が主体の、動物のかわいい瞬間を集めた絵本です!
0歳児からお勧めです(*^^)v
【文・絵:たしろちさと 出版社:大日本図書】