★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ねむいねむいねずみの うみのぼうけん  *ささきまき

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ねずみが海の近くを旅しています。

 

目が今にも閉じてしまいそう、眠そうなねずみさん。

 

おなかもペコペコのようで、、、、

 

道端に転がっていた、ポップコーンの入った紙コップを見つけ、

 

中には少しポップコーンが入っています。

 

お腹がペコペコのねずみさんは、

 

紙コップにもぐりこんで、ポップコーンをほうばりました。

 

すると・・・突然風が吹いてきて、

 

紙コップが転がり始めました。

 

ねずみさんも一緒に紙コップとともにコロコロ・・・・

 

転がった先は海。

 

崖から紙コップごと、海に落ちたねずみさん。

 

紙コップが海の上で浮いて、ねずみさん助かりました。

 

眠気もすっかり覚めた様子?!

 

ゆらゆらと波にゆだねて、揺れていたら、いつの間にか夢の世界へ。

 

とても気持ちよさそうに眠っています。

 

そのとき・・・・大きな波がねずみくんに襲いかかります。

 

ねずみくんは 今度こそ海の中へ。

 

ブクブク、海の中で目が覚めました。

 

ここはどこだろう?何をしていたんだっけ?

 

お魚がいっぱいだ。

 

ねずみくんは息が苦しくなって、夢中で何かにしがみついたら、

 

それはサメのしっぽでした。

 

しっぽをつかまれたサメはびっくりしてしまって、

 

あばれます。

 

すごい速さで陸に向かって泳いでいくと、

 

急にしっぽを振り上げて、ねずみさんは、空中へ投げ出されました。

 

飛ばされた先は砂浜の上でした。

 

ねずみくんは、まだ眠そうに、ゆっくり旅路に戻りましたというお話です。

 

 

作者のささきまきさんは、マンガ家であり、絵本作家の経歴があり、

 

このお話にもオチが沢山出てきて、丸い小窓ような構図が、マンガを読んでいるような

 

感覚になります。

 

丸い窓と全ページをつかった絵は、自然と物語に強弱がつき、

 

短いお話ですが、すっかり絵本の世界に引き込まれます。

 

《著者紹介》

作:佐々木 マキ

1946年神戸市に生まれる。京都市美術大学中退。マンガ家、絵本作家。

絵本の作品には『やっぱりおおかみ』『おばけがぞろぞろ』(福音館書店

『ピンクのぞうをしらないか』『ぶったのたね』(絵本館)などがある。

※絵本より引用 

【作・絵:ささきまき 出版社:PHP研究所

 


ねむいねむいねずみのうみのぼうけん (ねむいねむいねずみシリーズ)

*こちらは電子書籍のみのご紹介になります。