こどものなんで?どうして?の疑問に、
ユーモラスたっぷりに、そしてシュールに答えるママ。
海外の絵本らしい絵本!
子どものなんで?どうして?には、真面目に答えすぎたかなぁと
絵本を読んでいて思いました。
わからないことはわからないって、言ってしまっていたし。
家事をしながらの時には、なかなか丁寧に答えることが出来ていないけれど・・・(^-^;
この絵本は、パパシリーズもあるようで、そちらも気になります。
ママの視点、パパの視点では、また違う会話になるのではと思います☆彡
題の”「ねぇ、ママ、どうしてきょうりゅうはがっこうへいかないの?」”という問いに、
ママは”「それはね、じぶんの ゆびだけじゃ、うまく かずが かぞえられないからよ。」”と答える。
確かにティラノサウルスも手の指は左右2本ずつ!
鉛筆持つのも、ピアニカ弾くのも難儀だわwww
くまさんが玩具さんに行かない理由に対しては、ぬいぐるみ売り場で、
他のくまのぬいぐるみと見分けがつかなくなってしまって迷子になるから。
とても可愛らしい回答。そして納得。パンダの赤ちゃんも動かないと見分けつかないかも。
カメレオンが好きな子の前でなんで赤くならないの?という疑問には、
”ハートのもように なるほうが すきだって おもっているからよ。”
このママの発想がとても好き。
イラストのカメレオンのハート柄の模様がとてもかわいい。
”ねぇママ、どうして オオカミは ハロウィーンで へんそうしないの?”
という質問には、”それはね、もともと とっても こわいへんそうをしているからよ。”
赤ずきんちゃんに扮したオオカミのイラストが描いてあり、何ともシュール。
最後のページはちょっと怖いホラーな感じですが、
ママの気持ちに思わず共感してしまうところもあり(*^^)v
何とも言えない読了感です!
子どものなぜ?どうして?は知らない事を知りたいという好奇心、成長の証。
ユーモアに答えていられるのもあと何年だろう?
そのうち、間違いを指摘される日もそう遠くないかもしれないなぁと思いながら
読んでいました(*^-^*)
【作・絵カンタン・グレバン 訳:スギヤマカナヨ 出版社:らんか社】