子どもが大好きな絵本です!
かがくいひろしさんの絵本はどの作品もユニークで、愛らしく大好きです(*^^)v
からだの大きさも、腰回りの長さも、形も異なるお野菜たちが、
みんなで相撲をしています。
相撲の実況中継のようなスタイルで、進行していきます。
たまねに~しきは、からだは大きくないけれど、胴回りが太くて、
まわしが取りにくそうです。
にん~じ~わか~は、背丈があるが、少々細身でしょうか?
二人とも気合は十分なよう。
たまねに~しき~のまわしはやはり取るのが難しそう。
にんじわかのまわしも低すぎて、手が届かない。
両者ともに一歩もいい勝負を繰り広げる。
どうなるか、どっちが勝つのかなぁ~
最後はたまねにしきの皮がむけて、つるんとすべったにんじわかの負け。
何とも言えない玉ねぎの特長が、特技に変わる。
にんじんわか目にしみる悔しさですwww
さてさてお次はよこづなどうしの戦いになります。
大きな大きなからだをした、すいかい~。
重量も十分です。
対戦相手はだいこのあ~らし~!
準備体操にも余念がありません。
両者の体格差を見ても、これはもう勝利が決まりでしょうか?
だいこのあらし、すぐに持ち上げられ、そのまま土俵外に投げられるかと
思いきや、一度おろされました。
すいかいどうしたのでしょう?余裕をみせたのでしょうか?
今度はだいこのあらしが、すいかいを持ちあげました~
さすがよこづな。からだは細身でも、力技で十分対抗できるようです。
しかし、戻りました。
お互いに力比べをしたのでしょうか?
ここからは本気のいちばん。
すいかいも本気で押し出します。
だいこのあらしが土俵ギリギリまで追い詰められています。
もうここまででしょうか・・・
だいこのあらしが切り替えし、すいかいがなんと土俵から宙に浮いて飛んでいく。
このまま着地が悪ければ、割れてしまいます。
大丈夫か・・・・
おっと危なかった。
みんなが助けに来てくれました。
ひねりだしなげ~だいこのあらしの かち~!
日本の国技であるお相撲という競技もわかり、
お野菜嫌いな子どもたちも、野菜の特性、フォルムのチャームポイントを見て、
親近感がわく一冊ではないかと思います。
他にも、なすがしこを踏んだときに、思わず
おならをプっとして、恥ずかして顔が赤く染まるページは思わず笑みがこぼれ、
子どもは一番気に入っていました!
絵だけ見ていても、面白く読めるので2歳ぐらいからの読み聞かせにも
ぴったりかと思います(*'▽')
【作・絵:かがくいひろし 出版社:講談社】