★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

はっきよい畑場所 *かがくいひろし

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子どもが大好きな絵本です!

 

かがくいひろしさんの絵本はどの作品もユニークで、愛らしく大好きです(*^^)v

 

からだの大きさも、腰回りの長さも、形も異なるお野菜たちが、

 

みんなで相撲をしています。

 

相撲の実況中継のようなスタイルで、進行していきます。

 

たまねに~しきは、からだは大きくないけれど、胴回りが太くて、

 

まわしが取りにくそうです。

 

にん~じ~わか~は、背丈があるが、少々細身でしょうか?

 

二人とも気合は十分なよう。

 

たまねに~しき~のまわしはやはり取るのが難しそう。

 

にんじわかのまわしも低すぎて、手が届かない。

 

両者ともに一歩もいい勝負を繰り広げる。

 

どうなるか、どっちが勝つのかなぁ~

 

最後はたまねにしきの皮がむけて、つるんとすべったにんじわかの負け。

 

何とも言えない玉ねぎの特長が、特技に変わる。

 

にんじんわか目にしみる悔しさですwww

 

さてさてお次はよこづなどうしの戦いになります。

 

大きな大きなからだをした、すいかい~。

 

重量も十分です。

 

対戦相手はだいこのあ~らし~!

 

準備体操にも余念がありません。

 

両者の体格差を見ても、これはもう勝利が決まりでしょうか?

 

だいこのあらし、すぐに持ち上げられ、そのまま土俵外に投げられるかと

 

思いきや、一度おろされました。

 

すいかいどうしたのでしょう?余裕をみせたのでしょうか?

 

今度はだいこのあらしが、すいかいを持ちあげました~

 

さすがよこづな。からだは細身でも、力技で十分対抗できるようです。

 

しかし、戻りました。

 

お互いに力比べをしたのでしょうか?

 

ここからは本気のいちばん。

 

すいかいも本気で押し出します。

 

だいこのあらしが土俵ギリギリまで追い詰められています。

 

もうここまででしょうか・・・

 

だいこのあらしが切り替えし、すいかいがなんと土俵から宙に浮いて飛んでいく。

 

このまま着地が悪ければ、割れてしまいます。

 

大丈夫か・・・・

 

おっと危なかった。

 

みんなが助けに来てくれました。

 

ひねりだしなげ~だいこのあらしの かち~!

 

日本の国技であるお相撲という競技もわかり、

 

お野菜嫌いな子どもたちも、野菜の特性、フォルムのチャームポイントを見て、

 

親近感がわく一冊ではないかと思います。

 

他にも、なすがしこを踏んだときに、思わず

 

おならをプっとして、恥ずかして顔が赤く染まるページは思わず笑みがこぼれ、

 

子どもは一番気に入っていました!

 

絵だけ見ていても、面白く読めるので2歳ぐらいからの読み聞かせにも

 

ぴったりかと思います(*'▽')

 

【作・絵:かがくいひろし 出版社:講談社

 


はっきよい畑場所 (講談社の創作絵本)