ナイトZOOやナイトサファリなどありますが、まだ夜の動物園は行ったことがりません。
夜行性の動物はきっと目を光らせて、夜に活発に活動しているだろうし、
夜に寝る動物は、あたりが暗くて寝姿ってよく見えないのかな??(*^-^*)
大人でも動物がどんなところで、どんなふうに寝ているのかよく知らなかったりする。
この絵本は、動物の『寝る』に着目しています★
こどもとクイズを出しながら、新しい発見とともに、楽しく読み聞かせができます。
コウモリは夜行性。昼間はどうやって寝ているかというと・・・・
器用に羽を折りたたんで、逆さまにぶら下がって寝ている。
頭に血が上らないのか、大人はよけいな心配と疑問がわいてきますが(;^ω^)
コウモリは体重も軽く、血液量が少ないので、頭に血は上らないし、
一番リラックスできる体制なのだとか。
トイレはどうしているんだろう??と調べたら、トイレの時だけ前足でぶら下がって、
頭を上にして排泄するそう。
フクロウは柔軟で器用な動物なんですね。
ピンク色がかわいいフラミンゴは寝るとき、どうしているのかな?
なんと寝る時も、一本足で、体を支えて寝るらしい。
子どもが目をつむって横でフラミンゴの寝姿をマネしましたが、
見事にグラグラ笑
人間は寝るどころか、その体制を保つのに、神経を使うwww
自分の体に頭まで枕のようにうずめて、心地よさそう。
人間にはとうていできないヨガのようなポーズです。
でもこの寝姿は動物園で、見たことがあるような気がします。
さて、キリンさん。キリンはいつ見ても、立って歩いている姿が印象にある。
全く寝姿が想像つかない動物です!
キリンは座って寝るそう。
熟睡できるのかな?まるで起きているみたい。
首が長いから、支え続けるのは大変そう。
ぞうも天敵から身を守るために、野生の場合は立って寝るのだとか。
お動物園など守られた環境のゾウは、ごろんと横になって寝るのだそう。
でも6トンの重さの身体で横たわると、
下にしていた側の皮膚に、一晩で床ずれができてしまうそう。
他にもヒョウや、らくだ、シマリスの寝姿が描かれています。
動物の寝姿、夜の暮らしを子どもと一緒に、探求できる一冊です(*^-^*)
《著者紹介》
作:薮内正幸(やぶうちまさゆき)1940~2000年
大阪生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。サントリーの愛鳥キャンペーン新聞広告で1973年度朝日広告賞第2部グランプリ、1983年『コウモリ』(福音館書店)で第30回サンケイ児童出版文化賞、1989年『日本の恐竜』(福音館書店)で第9回吉村証子記念日本科学読み物賞受賞。絵本に『どうぶつのおやこ』『しっぽのはたらき』『どうぶつのおかあさん』『くちばし どれが一番りっぱ?』(以上、福音館書店)、挿絵に『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』『広辞苑』(以上、岩波書店)、図鑑に『野や山に住む動物たち』(岩崎書店)、『野鳥の図鑑』(福音館書店)、『古脊椎動物図鑑』(朝倉書店)など、著書多数。1975年には記念切手『自然保護シリーズ・アホウドリ』を描く。2004年、山梨県北杜市白州町に薮内正幸美術館が開館した。
※絵本より引用
【作・絵:やぶうちまさゆき 出版社:福音館書店】