★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

どうやってねるのかな   *やぶうちまさゆき

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ナイトZOOやナイトサファリなどありますが、まだ夜の動物園は行ったことがりません。

 

夜行性の動物はきっと目を光らせて、夜に活発に活動しているだろうし、

 

夜に寝る動物は、あたりが暗くて寝姿ってよく見えないのかな??(*^-^*)

 

大人でも動物がどんなところで、どんなふうに寝ているのかよく知らなかったりする。

 

この絵本は、動物の『寝る』に着目しています★

 

こどもとクイズを出しながら、新しい発見とともに、楽しく読み聞かせができます。

 

コウモリは夜行性。昼間はどうやって寝ているかというと・・・・

 

器用に羽を折りたたんで、逆さまにぶら下がって寝ている。

 

頭に血が上らないのか、大人はよけいな心配と疑問がわいてきますが(;^ω^)

 

コウモリは体重も軽く、血液量が少ないので、頭に血は上らないし、

 

一番リラックスできる体制なのだとか。

 

トイレはどうしているんだろう??と調べたら、トイレの時だけ前足でぶら下がって、

 

頭を上にして排泄するそう。

 

フクロウは柔軟で器用な動物なんですね。

 

ピンク色がかわいいフラミンゴは寝るとき、どうしているのかな?

 

なんと寝る時も、一本足で、体を支えて寝るらしい。

 

子どもが目をつむって横でフラミンゴの寝姿をマネしましたが、

 

見事にグラグラ笑

 

人間は寝るどころか、その体制を保つのに、神経を使うwww

 

自分の体に頭まで枕のようにうずめて、心地よさそう。

 

人間にはとうていできないヨガのようなポーズです。

 

でもこの寝姿は動物園で、見たことがあるような気がします。

 

さて、キリンさん。キリンはいつ見ても、立って歩いている姿が印象にある。

 

全く寝姿が想像つかない動物です!

 

キリンは座って寝るそう。

 

熟睡できるのかな?まるで起きているみたい。

 

首が長いから、支え続けるのは大変そう。

 

ぞうも天敵から身を守るために、野生の場合は立って寝るのだとか。

 

お動物園など守られた環境のゾウは、ごろんと横になって寝るのだそう。

 

でも6トンの重さの身体で横たわると、

 

下にしていた側の皮膚に、一晩で床ずれができてしまうそう。

 

他にもヒョウや、らくだ、シマリスの寝姿が描かれています。

 

動物の寝姿、夜の暮らしを子どもと一緒に、探求できる一冊です(*^-^*)

 

《著者紹介》

作:薮内正幸(やぶうちまさゆき)1940~2000年

大阪生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。サントリーの愛鳥キャンペーン新聞広告で1973年度朝日広告賞第2部グランプリ、1983年『コウモリ』(福音館書店)で第30回サンケイ児童出版文化賞、1989年『日本の恐竜』(福音館書店)で第9回吉村証子記念日本科学読み物賞受賞。絵本に『どうぶつのおやこ』『しっぽのはたらき』『どうぶつのおかあさん』『くちばし どれが一番りっぱ?』(以上、福音館書店)、挿絵に『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』『広辞苑』(以上、岩波書店)、図鑑に『野や山に住む動物たち』(岩崎書店)、『野鳥の図鑑』(福音館書店)、『古脊椎動物図鑑』(朝倉書店)など、著書多数。1975年には記念切手『自然保護シリーズ・アホウドリ』を描く。2004年、山梨県北杜市白州町に薮内正幸美術館が開館した。

※絵本より引用

【作・絵:やぶうちまさゆき 出版社:福音館書店

 


どうやってねるのかな (幼児絵本シリーズ)