★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

とっぺんのとけい

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最初この絵本を読んでいた時、時間を守る大切さを教えてくれる絵本だと思っていました。

 

でも、それ以上に大切なメッセージが込められていて、子どもにちゃんと伝わるのは、

 

もっと先のことなのかもしれません(*^-^*)

 

とかげのとっぺんが、草むらで、大きな時計を見つけました。

 

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とっぺんはおうちの窓からよく見えるように、外の木につるしました。

 

これからは予定表を作って、時間通りに規則正しく生活するんだと、

 

目標を定め、とっぺんは生活し始めます。

 

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時間通りに暮らす心地よさを感じているとっぺんでしたが、

 

そこにお友達のちっぺんがやってきて、

 

一緒にあそぼうよ!と誘います。

 

とっぺんは、今はそうじの時間だから遊べないと断ります。

 

自由時間の13時にまた遊びに来てとちっぺんに伝え、

 

ちっぺんは途中で雨が降ってきたので、傘を取りに戻ったので、少し待ち合わせに遅れました。

 

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すると、とっぺんは14時から散歩の時間なんだ。

 

外は雨だというのに、決めているからと散歩に出かけてしまいました。

 

面白くないちっぺんは時計に細工をして・・・

 

時計を早く進めてしまいました。

 

すると散歩から帰ってきたとっぺんは大慌て、思った以上に時間が経過していたからです。

 

時間を巻き返そうと、家事に、食事に、大忙しです。

 

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あまりに世話しなく動いているせいで、しっぽに火がついてしまいました。

 

ちっぺんは、いたずらのつもりだったのに、これは大変なことになったと、

 

時計に思いっきり石を投げて壊しました。

 

疲れ切ったとっぺん。時計も12時のまま、針が止まりました。

 

ちょっと働きすぎたな~とひとやすみしようと、

 

のんびりひなたぼっこをしながら、お昼寝を始めましたというお話です。

 

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時間やルールを守ることは大切なことだけれど、

 

時間に追われたり、縛られて身動きが取れなくなってしまっては本末転倒。

 

時間を上手に使うことで、心地よく生きることが何より大事。

 

時間との付き合い方や、時には、時間やルールよりも大切なことがたくさんあるんだよと

 

教えてくれる。

 

時間に追われるのではなく、追いかけるぐらいがちょうどいい加減だったりする。

 

忙しい世の中を生きる大人も、ハッと立ち止まれるきっかけの絵本かもしれません。

 

友達との時間も大切にしてねというメッセージが込められています。

 

《著者紹介》

作:井上よう子(いのうえ・ようこ)

神奈川県横浜市に生まれる。静岡大学を卒業後、童話の創作を始める。主な作品に『まじょっこチャッピー』シリーズ(偕成社)、『えっ!おれっていじめっ子?』(文研出版)、『はしれ!ねこねこえん』『あまぐもなんかにまけないよ』(以上、チャイルド本社)、『とっぺんととっぺん』(ひさかたチャイルド)などがある。

 

絵:永井郁子(ながい・いくこ)

1955年、広島県に生まれる。多摩美術大学油絵科卒業。主な作品に『かいぞくポケット』シリーズ『わかったさんのおかし』シリーズ(以上、あかね書房)、『かいぞくオンタマがやってくる』『こそどろこそべえ』(以上、岩崎書店)、『にじになったさかな』『ヨウカイとむらまつり』(以上、汐文社)、『なんのいろ』(リブリオ出版)、

『とっぺんととっぺん』(ひさかたチャイルド)などがある。

※絵本より引用

 

 

 


とっぺんのとけい〈おはなしチャイルド 第151号〉