★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

かがみのサーカス   *わたなべちなつ

f:id:kiko_book:20211101084821j:plain

 

鏡のように反射する紙の性質を使って、右ページと左ページを近づけていくと、

 

立体的に、無限に広がる世界が面白い!

 

中もキラキラと、色鮮やかで、目を奪われます。

 

子どももページをパタパタと角度を何度も変えながら、

 

鏡の世界、かがみのサーカスを楽しんでいます。

 

大人も、描かれているところと、鏡で写されて足される部分とのバランスが、

 

素晴らしく子どもとは、もた違った視点で、見入ってしまいます(*^^)v

 

絵本から物語が、飛び出してきて見える面白さ、不思議さがあり、

 

何度も飽きずに見ていました。

 

ちゃんとストーリがあるんですが、鏡のインパクトが大きいようで、

 

物語はそっちのけになってしまいましたが・・・・笑

 

サーカスを舞台で実際に見ているような躍動感が、

 

かがみの効果で発揮されているように思います。

 

はじめひとりで一輪車をこいでいた団員の絵が、ページを近づけるとふたり、双子になったり(*^-^*)

 

絵も計算し尽くされていれて、大人はただただ関心しっぱなしです!

 

小型絵本なので、おでかけに際のお供絵本にも、

 

最初のインパクトも大きいので、ちょっとしたお友達のお子さんなどの

 

プレゼントにぴったりな絵本です☆彡

 

《著者紹介》

作:わたなべちなつ

筑波大学芸術専門学群卒業。その後、グラフィックデザイナーとして家庭用品メーカー勤務を経て、愛知県立芸術大学大学院修士前期課程を修了。現在はフリーランスのデザイナー、絵本作家として「しかけの視覚伝達デザイン」をテーマに作品を制作している。絵本に『ふしぎなにじ』『きょうのおやつは』(いずれも「かがみのえほん」シリーズ/福音館書店)。

※絵本より引用

【作:わたなべちなつ 出版社:福音館書店

 


かがみのサーカス (福音館の単行本)