鏡のように反射する紙の性質を使って、右ページと左ページを近づけていくと、
立体的に、無限に広がる世界が面白い!
中もキラキラと、色鮮やかで、目を奪われます。
子どももページをパタパタと角度を何度も変えながら、
鏡の世界、かがみのサーカスを楽しんでいます。
大人も、描かれているところと、鏡で写されて足される部分とのバランスが、
素晴らしく子どもとは、もた違った視点で、見入ってしまいます(*^^)v
絵本から物語が、飛び出してきて見える面白さ、不思議さがあり、
何度も飽きずに見ていました。
ちゃんとストーリがあるんですが、鏡のインパクトが大きいようで、
物語はそっちのけになってしまいましたが・・・・笑
サーカスを舞台で実際に見ているような躍動感が、
かがみの効果で発揮されているように思います。
はじめひとりで一輪車をこいでいた団員の絵が、ページを近づけるとふたり、双子になったり(*^-^*)
絵も計算し尽くされていれて、大人はただただ関心しっぱなしです!
小型絵本なので、おでかけに際のお供絵本にも、
最初のインパクトも大きいので、ちょっとしたお友達のお子さんなどの
プレゼントにぴったりな絵本です☆彡
《著者紹介》
作:わたなべちなつ
筑波大学芸術専門学群卒業。その後、グラフィックデザイナーとして家庭用品メーカー勤務を経て、愛知県立芸術大学大学院修士前期課程を修了。現在はフリーランスのデザイナー、絵本作家として「しかけの視覚伝達デザイン」をテーマに作品を制作している。絵本に『ふしぎなにじ』『きょうのおやつは』(いずれも「かがみのえほん」シリーズ/福音館書店)。
※絵本より引用
【作:わたなべちなつ 出版社:福音館書店】