★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

世界のことばあそびえほん

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英語や世界地図に興味を持ち始めた子どもに、

 

世界にはもっとたくさんの言語があるんだよ~と興味を広げたくて選んだ一冊。

 

表紙を一枚めくると、まずは世界地図が。

 

世界地図には色分けがされていて、国別の色分けではなく、

 

使われている言語で色分けされています。

 

例えば、こんにちは!という言葉を外国ではなんと表記して、発音するかを、

 

わかりやすくカタカナで書いてくれているので、字が読めるようになった幼児が、

 

一人で読むことも出来る。

 

言語は全部で6つ。(英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、スワヒリ語

 

ページをめくっていくと、おはよう!が出てきた。

 

子どもは読んでいて、フランス語とスワヒリ語だけ、こんにちは!とおはよう!の

 

あいさつが同じことに気が付き不思議になんで?と。

 

フランス語でBonjour!(ボンジュール!)、スワヒリ語Jambo!(ジャンボ)は、

 

おはよう!もこんにちは!も同じ語になるようです。

 

おとうさんとおかあさんを外国語で言うと、中国語はパーパ、マーマで、

 

日本語と近いねとか、

 

スワヒリ語のおとうさんはババで、日本語だとおばあちゃんみたいと笑う。

 

犬の泣き声も言語が違うと、こんなにも表現が違う。

 

英語:バゥ、ワゥ ロシア語:チャフ チャフ フランス語:ヴァ ヴァ

 

スペイン語:グヮウ 中国語:ワン、ワン(日本と同じ。)

 

スワヒリ語に関しては、特に決まった言葉はないよう。

 

他にもニワトリや羊の鳴き声、ねずみにも、スワヒリ語だけ決まりことばはない。

 

そして、わたしをしめす言葉、

 

英語:Iアイ ロシア語:ヤー フランス語:moiモア スペイン語:yoヨ

 

中国語:我ウオ スワヒリ語:mimiミミ

 

日本語が一番言葉が長いんだねと子ども。

 

確かに新しい発見。

 

日常で使う、短い単語を、集めて、他の国でどんな音で表現しているかが、

 

分かりやすくまとまっている。

 

アクセントを置く場所が太文字なっていて、イントネーションも分かりやすい。

 

ロシア語が一番、読み聞かせするときに、発音するのが難しかった。

 

あまり普段、馴染みがないからかもしれません。

 

日本の小さな島国ですら、方言があって、聞いててもわからないことがある。

 

でも、どの国へ行っても、その国の挨拶や、ありがとう、ごめんなさいが言えたら、

 

カタコトでも気持ちが通じ合う瞬間がある。

 

母国の言葉はもちろんのこと、世界の言葉を知る、大切にする気持ちが、

 

芽生えたらいいなぁと思い読み聞かせしました。

 

子どもは、面白がって、何度も読み返していました。

 

最近はニーハオ!と覚えたての中国語であいさつしてくれるように笑(*‘∀‘)

 

【作:戸田やすし 絵:戸田こうしろう 出版:戸田デザイン研究室】

 


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