★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ねじまきバス  *たむらしげる

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むしくんたちが、おもちゃのねじまきバスを見つけ、

 

ねじをぐるぐると回して、バスに乗り込んでみると、

 

はやい、はやい、バスはスピードを上げて走り出しました。

 

またまた、てんとうむしさんと、バッタさんに出会って、のせてくださ~い!と。

 

ねじを回すことを条件に乗せてあげました。

 

おっと今度のお客さんは、モグラとカエル。

 

少々バスはきついですが、なんとかみんな乗る事が出来ました。

 

途中橋がこわれていました。

 

するとカエルさんが、バスの下から足を出して、勢いよくジャンプ。

 

見事に飛び越え、向こう岸に着地成功です!

 

次は、トンネルに入ったようです。

 

残念なことに、途中で行き止まり。

 

すると、モグラさんが、手と足をだして、ザクザクと掘っていきます。

 

たどり着いた先には・・・・冬眠していたクマさんを・・・起こしてしまいました。

 

クマさんがバスに乗せて欲しいと・・・・

 

ムリムリ。大きなクマさんが小さなおもちゃのバスに入るわけがないし、

 

もうすでにバスはきつきつ満員です。

 

でもクマさんは、どうにか、こうにか、バスの中にからだをねじこみました。

 

走り出したバスは、少しいびつに変形しています。

 

そして、ミシミシと変な音まで聞こえてきました。

 

ついにメリメリと大きな音とともに、バスはこっぱみじん。

 

壊れてしまったバスをみんなで協力して、

 

組み立てて完成したのは、バスではなく、ねじまき船です。

 

みんなで船に乗って旅の続きです。

 

どんな出会いが待っているのでしょうか?

 

ありえない設定ですが、絵本らしい想像にとんだ作品になっています。

 

子どもの時、おもちゃの車に自分も乗ってみたいと思ったことが1度はあるはず。

 

その願望を叶え、さらに途中ハプニングがあったときには、

 

モグラくんやカエルさんの特長を生かして、難を逃れ、

 

バスが壊れてしまったときには、また新しいものに作りかえる。

 

ドキドキとワクワクの冒険物語です。

 

未就園児からの読み聞かせにおすすめの一冊です(*^-^*)

 

【作品:ねじまきバス 作:たむらしげる 出版社:福音館書店

 


ねじまきバス こどものとも年中向き 326号