★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

おはよう、はたらくくるまたち

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『おやすみ、はたらくくるまたち』のシェリー・ダスキー・リンカーと、

 

トム・リヒテンヘルドが共作の第3弾作品です!

 

著者は、乗り物が大好きな自身の子どもたちが、

 

1日の終わりにしっかり眠りにつけるようにと寝る前の読み聞かせの絵本として

 

製作したのが始まりだそうです。

 

おやすみの絵本は、夜働くく車たちが、眠りにつくまでのことを、夜の過ごし方を

 

丁寧に描いた絵本で、夜が主の絵本なのですが、今回はおはようから始まって、

 

おやすみは関係ないのかなと思いきや、ちゃんと今回も眠りに誘うしかけが

 

用意されていました(*^-^*)

 

5台の働く車たちが、朝目を覚まし、元気に働き始めます。

 

新しい工事はどうやら、とっても立派な大きなビルを建設するお仕事のよう。

 

果たして5台の車でできるのでしょうか?

 

そこで、しばらく考えたミキサー車が急にクラクションを大きく鳴らし、

 

働く車の仲間たちをさらに5台呼びました。

 

合計10台で、一緒にビルをつくることに。

 

ブルドーザーとスキッドステアローダーが力を合わせて、大きな岩を砕き、

 

地面を平らにしていきます。

 

ショベルカーは穴掘り名人で、細長い穴を掘ると、バックホーローダーがやってきて、

 

排水管をゆっくりおろします。

 

2台は協力しながら、排水管を設置し、土をかければ完成です。

 

ブームを伸ばしたクレーン車は、鉄骨を高くつりあげ、

 

ゆっくり回し運びます。

 

たいへん!もう運ぶ鉄骨がなくなってしまいました。

 

そこに一目散でかけつけたのは、ひらだいトラック。

 

ひらだいトラックは50トンの鉄骨をのせて、クレーン車の横にぴったりと

 

停車しました。これで作業再開です!

 

フロントエンドローダーとダンプカーはすくった、土をダンプカーにのせていきます。

 

ミキサー車も大忙しです。

 

大きなドラムを回しながら、コンクリートを流し込む作業。

 

道路、床に、ビルの基礎、全部をしっかりコンクリートで固めていきます。

 

でも高いところは、さすがに届きません。

 

それならと、ポンプ車がやってきました。

 

ブームをするする伸ばし、コンクリートを流し込みます。

 

2台で助け合えば、あっという間に仕事が終わります。

 

力を合わせて働けば、工事も予定通りに進みます。

 

夕方、助けてくれた5台の働く車たちが帰っていきます。

 

クレーン車はブームを伸ばし、『ありがとう』っと手を振りました。

 

おひさまも沈み、日が暮れ、働く車たちも、やわらかい土のベッドによこたわり、

 

つかれた体を休めます。

 

そっと目を閉じ、ゆったりと、明日の朝までいい夢をみよう。

 

おやすみなさい。

 

おはようと元気に始まる絵本ですが、

 

乗り物、働く車が大好きなお子さんの夜の読み聞かせにおすすめな絵本です!

 

ポップな元気な絵で、働く車たちがそれぞれに、どんな仕事を担っているのか分かり、

 

協力して頑張れば、困難に見えることでも、成し遂げることができるんだという、

 

立ち向かって、挑戦してみようというメッセージも含まれています。

 

働く車がコミカルに表情豊かに描かれていて、小さな元気な子どもたちの顔と

 

重なります。

 

※絵本より引用

文:シェリー・ダスキー・リンカー

絵:トム・リヒテンヘルド

訳:福本友美子

出版:ひさかたチャイルド

 

 

 


おはよう、はたらくくるまたち (おやすみ×のりもの×キャラクター【2歳・3歳・4歳児の絵本】)