きつねさんとねずみさん二人で営む、へんてこパンやさん。
毎朝早くから、鍛錬にに生地をつくり。
ねかせていた生地は大きくふくらんで、ボウルからはみだすほどに。
二人で力いっぱい捏ねて、生地が完成したら、ここからが一番たのしい作業。
二人の大好きな作業、生地を薄くのばして、ひっぱったり、まるめたり、
いろんな形が出来るのが楽しい。
何がへんてこパンやさんかというと・・・
お客様の要望に応えて、オーダーメイドのパンを創作するパンやさんなのです。
例えば、ヘビさんが、パーティーに持っていくパンを探していると、
フランスパンに切れ目をいくつも入れて、その切れ目にハムやレタス、トマトを挟んで
ヘビにみたてた、ニョロニョロ長~いサンドイッチや、
絵描きのモグラさんが、最近食欲がなくて・・・と言えば、
元気になるパンをふたりは考え、
絵描きのモグラさんにふさわしい、四角い額縁パンを考案。
美味しくて、ヘルシーな野菜をたっぷりのせた額縁パンはモグラさんの自画像!?。
その他にも次から次へと訪れるお客さんの要望に応えて、
スパゲティーパンに、骨付きお肉パン、キャンディーパンに、きのこパン、
おむすびパン、さかなパンと個性豊かなパンが出来上がります。
そこにオバケさんがやってきて、オバケさんがパンをくれ~と脅しに来れば、
大きく『?(はてな)』と真ん中に書かれたパンを渡し、
オバケさんがそのパンをかじると・・・・
パンが突然破裂!おどろいたオバケはタヌキの姿に。
オバケに化けて、パンを食べに来たタヌキさん、ちゃんと今度はお店に買いにいこうと
反省しました。
この絵本は本当に美味しそうで、お腹がすいてきます。
なぜならパンが本当に実際に創作されて、実写が掲載されているからです。
見たこともない珍しい、本物のパンを目の前に、お腹が鳴ります。
またこの絵本のもう一つの特長は、最後のページに絵本に登場したパンの
レシピがのっているいるところです!
絵本に出てきたパンを実際に子どもと一緒につくることができる絵本です(*^^)v
《著者紹介》
作:Goma(ゴマ)
食をテーマにした料理、雑貨の単行本、雑誌、Web上での作品発表、企業の商品アドバイザー、商品デザイン、子ども、おとなとのものづくりワークショップ開催などを手がける。2006年にNHK教育テレビで、2011年からは東海テレビで子ども向けの食育番組のコーナーを持ち、近年では『子ども』というテーマもGomaの活動の中で『食』と同じくらい重要なキーワードとなっている。フランスでフードや雑貨の展覧会などの活動から、海外(タイ)で親子向けワークショップを開催するなど、国内外問わず幅広い分野で活躍のユニット。
※絵本より引用