動物の子どもたちが、それぞれに、自分のお父さんの自慢大会を始めます。
ゾウの子は、ぼくのお父さんはこんなに大きいんだよ~と自慢すれば、
ゴリラの子は、ぼくのお父さんはこんなに力持ちなんだからと自慢し、
ライオンの子は、ぼくのおとうさんはこんなにかっこいいんだよと自慢し、
くじゃくの子は、僕のお父さんは、こんなに綺麗なんだよ、
と羽を見事に広げているお父さんを自慢し、
タヌキの子は、ぼくのお父さんはちっともすごくないんだけど、
だれよりも優しいから大好きと言いってみたり。
すごくても、すごくなくても、どんなお父さんも、みんな自分にとって、
自分のお父さんが一番で、大切な人なんだよ~と、
ほのぼのとした絵と、温かい気持ちがあふれた作品です(*^-^*)
お父さんのこと、家族のことをこんな風に思ってくれたらいいなと思い読み聞かせしました。
例えば、普段外で頑張って働いてくれているお父さんの姿をみる機会がない子どもたち。
ママよりも、一緒に過ごせる時間が少ないおとうさんも多いかもしれません。
過ごす時間は少ないけど、おとうさんはいつも家族のために
働いて頑張ってくれているんだよ、
おとうさんって、毎日見えないところで頑張っていて、
すごいんだよと代弁してくれる絵本かもしれません。
お母さんだけでなく、お父さんがおとうさんの絵本を読む絵本に選ぶのも、
素敵ではないかなと思います☆彡
この絵本は、0歳児からの読み聞かせにおすすめです。
お父さんへのプレゼントにもおすすめな一冊です!
(この絵本で読み聞かせしてみてねと。バトンタッチしてみたり笑)
《著者紹介》
作:中村 徹(なかむらとおる)
日光に生まれ、伊豆に育ち、湘南で青春を送る。アイデアとユーモアと『ほのぼの』が
持ち味。作品に、『どうぶつやまのかくれんぼ』『へんしんドライブ』(以上学研)、
『うみが こおったら』(フレーベル館)など多数がある。『あかちゃん しかけえほん』シリーズ(教育画劇)はロングセラーとなっている。
絵:せべ まさゆき(瀬辺 雅之)
1953年愛知県生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。絵本を中心に幅広いジャンルで活躍。
作品に『あれあれ・ぱずる』(アリス館)、『きょうりゅうパズル』(偕成社)、
『うんこのえほん』(ほるぷ出版)、『かえるののどじまん』『かえるのこうつうあんぜん』『みんなでやろうももたろう』『おおさまになったネズミ』(以上PHP研究所)など多数がある。
※絵本より引用
【作:中村徹 絵:せべまさゆき 出版社:佼成出版社】