★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

とこ とこ とこ   *やまだだり

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子育てをしながらイラストーレーターをされている著者だからこそ、

 

子どもが喜ぶポイントを熟知されているなぁ~と感じました。

 

まずシンプルながら、綺麗なキャッチーな色合いの絵に、

 

とことことこ と赤ちゃんが歩く先に、ページのはしに、出会う動物や生きものの、

 

身体の一部が現れます。

 

何が隠れて居るのかな~と次のページへ進みたくなる工夫がされていて、

 

全部最後の音が『こ』で終わる言葉で構成されています。

 

とことことこ ねこ

 

とことことこ たこ

 

と最初は動物の名前で最後『こ』で終わるものが登場し、

 

とことことこ・・・ページのはしにはカエルだ、次はどんな言葉に??

 

と思っていたら『ぴょこぴょこ』とカエルさんが飛び跳ねる音を表す言葉。

 

次にとことことこ・・・・と向かった先にはひつじさん。

 

今度は『もこもこ』とちゃんと『こ』で締められています。

 

最後はとことことこと向かった先にはママが・・・

 

『いいこ いいこ』と抱きしめて、子どもが最後『にこっ』と笑顔に。

 

子どもの動作や、表情、物の質感、生きものの生きる音、名前など

 

オノマトペ絵本になっています(*^^)v

 

水彩画のイラストがとてもやさしく、美しく子どもの目に飛び込んできます。

 

そして聞いたことがある身近な音を通して、子どもの動作だったり、

 

感情、他者への関心・好奇心を引き出してくれる素敵な絵本です!

 

0歳児からの読み聞かせ、または幼児のひとりで読む絵本におすすめの一冊です(*^-^*)

 

《著者紹介》

作:やまだだり

1988年愛知県生まれ。イラストレーター。東京藝術大学デザイン科終了。

子育てしんがら、雑誌、書籍の挿絵、ポスター、フライヤー制作などを多数手がける。

「会話をするようにモチーフと向き合う中で、そのものがふと見せたひょうきんさを描きとめること」を制作のテーマにしている。幼児絵本は『とことことこ』がデビュー作。

※絵本より引用

【作:やまだだり 出版社:講談社

 

 

 

 


とことことこ (講談社の幼児えほん)