★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ちいさいしょうぼうじどうしゃ

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ロイス・レンスキーさんの作品は、『ちいさいきかんしゃ』を読んだのが最初です。

 

絵本なのに映像を見ているような、細かい描写を言葉にしている特長があります!

 

小さな子どもでも、どんなお話なのか分かりやすく、しょうぼうしゃのしくみ、

 

どうやって出動して、火事を消しているのか、消防の仕事を自分が追いかけてその場で

 

見てきたような臨場感が味わえる絵本です。

 

ちいさいシリーズには必ずスモールさんが登場します。

 

消防車のしくみもしっかり説明されています。

 

消防署に待機していた、スモールさんと、消防車は、出動のベルが鳴ると、

 

すべりぼうをスルスルと降り、ヘルメットに防火服を着て、

 

運転席に乗り込みます。

 

サイレンを鳴らしながら、急いで現場に向かいます。

 

現場に到着すると、火元を確認しながら、降ろしたホースを伸ばし、

 

ホースの先のノズルをはめこみ、消火栓をすいこみホースでつなぎます。

 

玄関を斧で突き破って、中へ入ります。

 

お家の人たちは、ソファーや、電気スタンドや、家具を運び出します。

 

2階にいた女の子とねこを梯子つかって、無事救助すると、

 

今度ははしごを屋根の上までのばし、屋根を斧で穴をあけると、そこから、

 

放水を始めました。無事に火は消すことができました。

 

消防のお仕事が詳細に絵と言葉で描かれています。

 

絵も黒、白、赤の3色で構成されていて、とてもシンプルです!

 

子どもは、なぜ屋根に斧で穴をあけるのか、疑問を持っていました。

 

屋根裏まで火が上っているように見えなかったので、

 

なんでそこから火を消すのか不思議だったようです。

 

勇敢な消防車というよりも、小さくてかわいらしい消防車の世界が広がります。

 

【文・絵:ロイス・レンスキー 訳:わたなべしげお 出版社:福音館書店

 

 

 


ちいさいしょうぼうじどうしゃ (世界傑作絵本シリーズ)