★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

おばけパーティー

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おばけなのに、驚いている姿の表紙で、これはちょっと怖いのかな?と

 

ちょっと心配しながら読み進めました。

 

大きなお城で、おばけのアンリが、みんなを晩さん会に招待しました。

 

どんな料理が出てくるのかワクワクしながら見ていると、

 

まずは食前のカクテルはとてもカラフル。

 

もちろん運ぶときには、おばけなので、壁をすり抜けることができる。

 

真っ白なオバケたちが、カラフルなカクテルを飲み干すと、

 

飲んだカクテルの色にそれぞれが、カラフルに変身。

 

お次はかぼちゃのあつあつスープ。

 

みんなでスープを頂けば、みんなかぼちゃ色に変身。

 

サーモンを食べたら、ピンク色。

 

サラダを食べたら、緑色だけじゃなく、ギザギザとレタスの葉のような形状になり、

 

チーズを食べたら、チーズ柄に変身。

 

最後の特別メニューを口にすると、一口食べるごとに、

 

おばけの体はみるみる消えていき、空中にスプーンが浮いて、動いている絵。

 

まるで透明人間みたい。

 

そのままみんなで、お皿を下げてお片付け。

 

姿は見えないのに、お皿が空中に浮いて、移動する様子が面白い。

 

食後のコーヒーを飲んだら、またコーヒー色のおばけたちの姿が現れました。

 

消えたり、色が変わったり、形が変わったり、楽しいおばけ絵本でした。

 

よく人間の体も、毎日の食事から出来ていると言われているけれど、

 

この絵本を見ていると、この言葉が浮かびました笑

 

おばけの美味しい食卓で、楽しいディナーのお話でした。

 

フランスで生まれたこの絵本は、刊行からもう20年が経ち、世界の17カ国で、

 

愛され親しまれているロングセラーの絵本です。

 

期待や予想を裏切る展開が、子どもも最後まで楽しめたようです♪

 

《著者紹介》

作:ジャック・デュケノワ

1953年アミアン(パリの北150キロ)生まれのフランス人。美術学校を卒業後はポスターや新聞の挿絵をはじめ、多彩な分野に作品を発表。現在は、幼稚園の教師のかたわら絵本作家として活躍。著書に『おばけの地下室たんけん』(ほるぷ出版)などがあり、

フランスのほか、世界各国で翻訳出版されている。本書で1995年のペアレンツ・チョイス賞を受賞。

訳:大澤 晶(おおさわあきら)

京都府生まれ。大阪外国語大学フランス語学科卒業後、新聞記者などを経て翻訳家。

主な訳書に『チェラブ』シリーズ、『おばけの地下室たんけん』(ほるぷ出版)などがある。仙台市在住。

※絵本より引用

【作:ジャック・デュケノワ 訳:大澤晶 出版社:ほるぷ出版

 

 

 


おばけパーティ