★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

じどうしゃ博物館

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表紙に描かれているクラシックカーの数々がカッコよく、子どもお気に入りの絵本です!

 

歴史に残る、世界中の名車がたくさん登場します。

 

四輪の車になるまでの歴史、車輪の歴史に遡ります。

 

モナ・リザ」の絵でしられる15~16世紀のイタリアの天才、

 

レオナルド・ダビンチの木製のゼンマイじかけで走る四輪車や、

 

同じく16世紀に作られた人力自動車は、手でペダルをこぐような形状。

 

風の力を使って、大勢の人を乗せた風力自動車など、初めて見る、知る、自動車の歴史。

 

今から200年ぐらい前になると、お湯をわかし、蒸気で走る自動車が作られる。

 

100年ぐらいして、蒸気からガソリンを燃やして走る車が開発された。

 

まだタイヤも今の自転車に近いような細いタイヤで見た目は屋根のない馬車のよう。

 

1919年のフィアット501や、プジョーシトロエンルノーなど、

 

現代でも有名な自動車会社のクラシックカーがずらりと並ぶ。

 

そのうちもっと早く走れるようなレーシングカーも続々と出てきました。

 

スピードの出るものを開発したあと、もっと乗り心地の良いものに改良されていきました。

 

頑丈な屋根がついたり、タイヤも現代のタイヤのように太くなり、

 

車輪からタイヤへ変化していきました。

 

日本の車ではトヨタ社の第1号車、トヨタAA型から、

 

1952年頃タクシーにもたくさん使われたトヨペットSFK、ニッサンのチェリー。

 

スポーツカーは世界の名車である、ジャガー、ポルシェ、ベンツ、フェラーリ

 

ランボルギーニ、シボレーが登場します。

 

他にも働く車のクラシックカーがいくつも登場します。

 

幼児は絵でたくさんのクラシックカーを見て楽しむことができ、

 

車の絵の下には、小さな字で、その車の説明や、歴史が描かれており、

 

本当に自動車博物館へ出かけたような、車の知識図鑑として読める絵本でもあります。

 

幼児の読み聞かせから大人まで、幅広い年代の方に楽しんでもらえる一冊だと思います☆彡

 

《著者紹介》

絵:真田勇夫(さなだ・いさお)

1933年、青森県生まれ。山形県立鶴岡南高校卒。鶴岡市内のオフセット印刷会社で5年間、ポスター、カタログなどのデザインとイラストを担当。たまたま目にしたアメリ

の雑誌の自動車広告のすばらしいイラストに衝撃を受け、自分でもそのような自動車を描きたいと独学する。1958年、上京。(株)三栄書房「モーターファン」誌美術部に入る。退社後約10年間、フリーランサーとして自動車の絵を専門に描く。2008年逝去。

 

文:高島鎮雄(たかしま・しずお)

1938年、栃木県に生まれ、群馬県前橋市で育つ。子どものころから自動車に興味をもち、世界中からカタログの収集などを行う。1957年、(株)三栄書房「モーターファン」誌美術部に入り、自動車構造図などの作製に従事。この間約1年、真田勇夫氏と机を並べる。1959年、モーターマガジン社に移り、「モーターマガジン」誌記者として取材執筆に従事。1962年、(株)二玄社「CAR GRAPHIC」誌の創刊に参画する。元同誌副編集長。現在は、クラシックカー専門の季刊誌、「SUPER CG」編集長。東京都在住。

※絵本より引用

【絵:真田勇夫 文:高島鎮雄 出版社:福音館書店

 

 


じどうしゃ博物館 (みるずかん・かんじるずかん―銀の本)