ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島をテレビで見た時は人形劇のスタイルで、
ひょうたんの形をした島がなぜか動いて、色んな所へたどり着く。
いつもサンデー先生と子どもたちが一緒にいて、大統領のドンガバチョや、
海賊たちが出てきて、サンデー先生が子どもを守りながら、子どもたちと一緒に、
知恵をしぼりながら、日々に起こる色んな小さなことを乗り越え、解決し、
成長していくそんな物語だったと記憶しています!
子どもながらに、なんで島が動くのか?どうしていつも先生と子どもたちだけなんだろう?
そんな疑問がこの絵本を読んで解決しました!
ひょっこりひょうたん島のはじまりがよくわかりました。
そろそろ絵本から、少し長い物語や、児童書に移行していきたいなと思っていた時に、
見つけた物語絵本です。人形劇ではなくイラストで描かれています。
109ページもあるので、毎日少しずつ読み聞かせしましたが、子どもも楽しみながら、
最後まで飽きることなく読むことができました。
おばあちゃん世代もきっと懐かしいのではないでしょうか?
物語も長く、字もたくさんですが、全カラーでイラストが描かれているので、
5歳の子供にもすごくおもしろかったようです。
漢字にもすべてフリガナがうたれているので、小学生の一人読みにもおすすめの一冊です。
《著者紹介》
文:武井 博(たけい・ひろし)
1936年 埼玉県に生まれる。元NHKテレビディレクター
テレビディレクターとして、子ども番組の企画制作に携わる
1964年 「ひょっこりひょうたん島」を企画演出
1969年 「ひょっこりひょうたん島」放送終了と同時に名古屋局に転勤、
「少年ドラマ」シリーズを演出
1970年 NHK勤務の傍ら童話『いたちのコロッペ』(あかね書房)を出版。
以後、『モグラが3千あつまって』『はらぺこプンタ』(講談社)
1983年 幼児番組「おーい!はに丸」企画演出(~1989年まで)
1993年 NHK退職
1994年 カルバリー聖書学院入学。97年卒業
1989年 横浜カルバリー・チャペル牧師就任。現在にいたる
絵:高瀬省三(たかせ・しょうぞう)
1941年 東京・日本橋に生まれる。画家
神戸の高校で2年間社会科の牧師をし、退職後新興美術院で渡辺玉花氏に日本画を師事
同会所属後脱会、家業の帯地デザイン等をしながら筑摩書房刊『ひょっこりひょうたん島』の挿絵を手がける
1995年 市ヶ谷一ツ木画廊にて第1回作品展開催
2002年 流木による彫刻作品集『風の化石』(筑摩書房)刊行に伴い紀伊國屋ギャラリー企画展開催
同年10月 病で逝去
※絵本より引用
【原作:井上ひさし・山元護陽久 キャラクターデザイン:片岡昌 文:武井博
絵:瀬省三 出版社:NHK出版】