★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

る    *さいとうしのぶ

 

子どもとしりとりをしていて、いつも困る『る』の音。

 

ルーレット、ルビー、るすばんでんわ、ルービックキューブ、ルアー、

 

頑張って絞り出しも、これだけしか出ない。

 

この絵本には、『る』から始まる言葉がたくさん登場します。

 

しりとりはかせと、なかよしのオームのルドルフがしりとり遊びを始めました。

 

サイ→イルカ→かさ→サル→ルビー→ビール、、、、また『る』。

 

困ったしりとりはかせがおうちの外に、『る』の着くものを探しに出かけます。

 

マーケットで見つけたルッコラ、カレーのルー、道をどんどん歩いていくと、

 

『る』の博物館を発見!

 

中に入ると、博物館に所蔵されているもの全部の名前に『る』がつくから驚きです。

 

ルリタテハという名の蝶や、ルリガイという貝に、ルリカケスという鳥。

 

鳥に関しては数十匹も『る』から始まる名称なのだ。そして鉱石のルチル。

 

博士はたくさんの『る』から始まる言葉を見つけ、ご満悦で博物館の外に出ると、

 

広場の舞台ではルンバを踊る2人が。そして家に着くと、

 

毎日一緒にしりとりをしているオームもルドルフだったことに気が付きました。

 

『る』から始まる言葉をうーんと掘り下げた、『る』の専門書のような絵本です!

 

しりとりに困ったときには、ぜひこの絵本を手にとってもらいたいです(*^-^*)

 

いろんな生物の名前も同時に覚えることができ、この絵本の最大の魅力は、

 

子どもの困ったなぁ、わからないなぁに遭遇したときに、

 

どうやって調べるのか、どうしたら問題を解決することができるのか、

 

方法を提示してくれている絵本です。

 

学びの根本がここにあるように思います。

 

《著者紹介》

作:さいとうしの

1966年大阪府堺市に生まれる。嵯峨美術短期大学洋画科卒業。テキスタイルなどのデザイナーを経て、インターナショナルアカデミー絵本教室に学ぶ。現在、絵本創作を続けながら、手作り絵本を広める活動をしている。『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(文・すとうあさえ/のら書店)で第55回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。他の作品に『わらべうたであそびましょ!』(のら書店)、『おはなしだいどころ』『おはなしきょうしつ』『おはなしどうぶつえん』(以上、PHP研究所)、『あっちゃんあがつく』(原案・みねよう)『しりとりしましょ!』『おみせやさんでくださいな!』『おしゃべりさん』シリーズ、『ひみつのてがみじゃ!』(うた・高木あきこ)(以上、リーブル)、『あぶくたった』『おべんとうばこのうた』『みち』(以上、ひさかたチャイルド)、『十二支のかぞえうた』(佼成出版社)、『おいしいおとなあに?』(あかね書房)、「たこやきようちえん」シリーズ、『ちっちゃなつぶやき なぞなぞちゃん』(ポプラ社)、『ゆげゆげ~』(教育画劇)、『まほうのでんしレンジ』(原案・たかおかまりこ/ひかりのくに)、『まんまるおつきさん』(作・ねじめ正一/偕成社)、『じかんだよー!』(白泉社)『なぁなぁ、あそぼ~!』(岩崎書店)など多数ある。

※絵本より引用

【作:さとうしのぶ 出版社:PHP研究所