★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ぼくだけのこと

 

”ぼくだけのこと” ”わたしだけのこと”みんなは何を思い浮かべるだろう?

 

足が速いとか?自転車に乗れるとか?逆立ちができるとか?ピーマンが好きとか?

 

ようたくんの”ぼくだけのこと”は?

 

兄弟にはない、えくぼが右のほっぺにだけあること。

 

家族の中で、ぼくだけよく蚊に刺されること。逆立ち歩きができること。

 

運動会で貧血で倒れたこと。

 

ぼくだけとなりの家の犬チャッピーにほえられないこと。

 

自分の事を一番知っているのは自分。でも自分でも気づいていない自分を、

 

周りの人が教えてくれることもある。

 

世界でたったひとりの自分。みんながオンリーワンで、特別な存在だということ。

 

もし世界にぼくと同じような子がいたらそれはきっと奇跡だ。

 

そして今日という1日を過ごすぼくの時間も、ぼくだけに流れる時間。

 

特別なことだけじゃなくていい、きっと君だけのことがたくさんあるはず。

 

子どもに読み聞かせしながら、自分だけのことを、探しながら、会話しながら、

 

楽しく読み聞かせしました(*^-^*)

 

自分という存在を俯瞰して、客観的にみる力、自分という人間を深く知る力が

 

見につくといいなぁと思います。

 

そして、自分も友達も、みんな世界でたった一人の特別な存在なのだということを、

 

読んで知ってもらいたい1冊です☆彡

 

《著者紹介》

作:森絵都(もりえと)

1968年、東京に生まれる。講談社児童文学新人賞を受賞した『リズム』でデビュー。

同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。その後、『宇宙のみなしご』(野間児童文芸新人賞・産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『アーモンド入りのチョコレートのワルツ』(路傍の石文学賞)、『つきのふね』(野間児童文芸賞)、「DIVE」4部作(小学館児童出版文化賞)、『カラフル』(産経児童出版文化賞)、『風に舞い上がるビニールシート』(直木賞)、『この女』など、作品を発表、数々の賞を受賞。幼年童話に「にんきもの」シリーズ、絵本テキストに『おどるかつおぶし』『オニたいじ』『ボタン』、近作に『気分上々』など幅広く活躍。

 

絵:スギヤマカナヨ

1967年、静岡県に生まれる。東京学芸大学初等科美術卒業後、文具会社へデザイナーとして入社、1990年よりフリーランスとなる。アート・スチューデント・リーグ・オブ・ニューヨークでエッチングを学ぶ。作絵の絵本に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』『K・スギャーマ博士の植物図鑑』『ペンギンの本』(講談社出版文化賞絵本賞)、

『ぼくのおべんとう』『わたしのおべんとう』『てがみはすてきなおくりもの』『ほんちゃん』ほか多数。『ボタン』『あいうえたいそう』など作家と組んだ絵本作品も多い。絵本作家としてだけでなく、『鉄は魔法使い』などのさし絵、カレンダー、ノートなどグッズの制作も手がける。

※絵本より引用

【作:森絵都 絵:スギヤマカナヨ 出版社:偕成社

 


ぼくだけのこと