★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ゴッホの星空フィンセントはねむれない

フィンセントゴッホは10年足らずの間、900点の作品を世に残しました。

 

生きている間に売れた絵の数は5枚程度で、ほとんど評価されることなく、

 

37歳という若さでこの世を去りました。ゴッホの絵はそのあと評価され、

 

現代に至るまで、根強い人気で、有名な画家の一人として名を連ねています。

 

ゴッホの幼少期から星月夜が描かれるまでを描いた伝記絵本です。

 

ゴッホは幼い頃から、寂しがり屋で、とても繊細で、癇癪持ちで、

 

激しい心の持ち主でした。

 

学校もうまく通うことができず、画家になってからも、他の画家とは違う作風は、

 

すぐには受けいられず、評価されませんでしたが、唯一ゴッホの才能を認めて、

 

支え続けたのは弟のテオです。ゴッホにとって弟の存在は、とても大きなものだったと

 

思います。兄弟の絆もとても深いものでした。

 

フィンセントは眠れませんという言葉に、ゴッホの生きづらさ、苦悩がにじみ出ています。

 

生きている間、誰からも才能を認められなかったゴッホですが、

 

自分の才能、画風を信じて、稲妻に打たれたように筆をキャンパスに走らせました。

 

ゴッホが見つめていた世界が少し垣間見れるような気がします。

 

自分の信じる道を、信じ突き進んだゴッホの力強さが、

 

絵に表現されているように思いました。

 

子どもと美術館に行くときに、読みたい一冊です(*^-^*)

 

【文:バーブ・ローゼンストック 絵:メアリー・グランプレ 訳:なかがわちひろ

 出版社:ほるぷ出版

 

 


ゴッホの星空