日本の昔話を子どもに読み聞かせしたくて借りた絵本です。
日本名作おはなし絵本全24巻のうちの一つです。
とにかく子供だましではなく、絵がとても綺麗です。
漢字も使われていますが、ふりがながうっており、子どもにもわかりやすい文章で
書かれていますが、内容は忠実に描かれています。
竹から生まれたかぐや姫は、おじいさんとおばあさんに大切に育てられ、
美しい姫に育ちました。
5人の男性から求婚されるものの、かぐや姫は難しい問題を出しては、断ります。
そんなある日、姫が月を眺め泣いていました。
おじいさんに、私はこの国の者ではなく、15夜にお迎えがくれば、
永遠に別れなくてはならないと。それが辛くて泣いていたのです。
ついに15夜の日、目もくらむような光に包まれて、
雲にのった人々が降りてきます。
天女は姫に羽衣を着せようとします。
羽衣を着れば、この世界での出来事は全て忘れてしまうのです。
姫はみかどに手紙を書きました。
姫はそのあとおじいさんとおばあさんに語りかけました。
姫は羽衣を着せられると、雲の上にのり、月へ帰っていきました。
羽衣の話や、みかどへの手紙の話などの部分は描かれていない、
絵本もあるので、こちらはかぐや姫の本来の話に忠実にわかりやすく
まとめられていると思います。
【文:丹崎克彦 絵:金斗鉉 出版社:小学館】