★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ばばばあちゃんのやきいもたいかい

 

ばばばあちゃんシリーズはどれも読者の期待を裏切らない。

 

とにかく読んでいてワクワク楽しい気持ちになる。

 

そして子どもの”やってみたい”、好奇心を引き出してくれる絵本です。

 

やきいもたいかいは、落ち葉をみんなで拾って掃除をしていたときに、

 

ばばばあちゃんが思いつきます。

 

最初はさつまいもを用意していたけれど、じゃかいもに、さといも、

 

子どもたちの好奇心は上昇する一方なようで、りんごにバナナ、みかん、チーズに、

 

カステラやマシュマロ、どら焼き、まんじゅうまで。

 

焼いたらどうなるかな!?なんでも焼き実験大会が始まります(*^-^*)

 

ばばばあちゃんも、子どもたちの好奇心にブレーキをかけることなく、

 

たとえ、焼いて美味しくなくて失敗するとわかっていても、

 

最後まで子どもたちの気持ちに寄り添う姿が素晴らしい。

 

それどころかこれは面白いことになったと、ばばばあちゃん本人が子どもと一緒に

 

楽しんでいます。

 

みんなでおなかいっぱい食べた後、食べきれなかったパンやお菓子、果物などは、

 

木につるして、鳥さんたちへの少し早いクリスマスプレゼントにするアイデア

 

最高です。

 

なかなか焚火が手軽に出来なくなってきましたが、火を起こして、

 

お芋をアルミホイルに包んだ上から、

 

濡らした新聞紙でくるんで焼き芋を作るんだよ~と、

 

読み聞かせしていると、物珍しそうに、子どもは絵本を見つめていました。

 

子どもの生きる力や、好奇心を育ててくれる一冊です。

 

《著者紹介》

作:さとうわきこ

東京に生まれる。児童出版美術家連盟所属。絵本『とりかえっこ』(ポプラ社)で第1回絵本にっぽん賞受賞。現在は長野県の岡谷市八ヶ岳で「小さな絵本美術館」を主宰しながら、絵本の創作に従事している。「ばばばあちゃんの絵本」シリーズ以外の主な絵本には、『ちいさいねずみ』(偕成社)、『おつかい』『るすばん』『せんたくかあちゃん』『くもりのちはれ せんたくかあちゃん』(以上福音館書店)、『わっこおばちゃんのしりとりあそび』(童心社)などがある。長野県在住。

※絵本より引用

【作:さとうわきこ 出版社:福音館書店

 

 


ばばばあちゃんの やきいもたいかい (ばばばあちゃんの絵本)