もうすぐハロウィーンですね!
こちらの絵本はハロウィンの夜に、仮装パーティーへでかけようとしたジャックが、
2人の魔女を見つけたことから始まる不思議なお話です。
魔女を追いかけて深い夜の森に足を踏み入れるジャック。
おばけの格好をしていても、夜の森はやはり怖い。
引き返そうとしたその時、今度は小鬼たちを見つけます。
小鬼の後をつけていくと、人喰い鬼がコウモリのシチューを作っています。
どんどん魔女たちも集まり、小鬼や人喰い鬼が集まってきました。
魔女たちも何やらパーティーをひらこうとしているようです。
おばけの仮装をして隠れていたジャックでしたが、ついに人喰い鬼に見つかってしまい、
食べられそうになります。そこで、でたらめな呪文を唱えると、
嘘が本当になり、難を逃れるジャック。
魔女のほうきにのせてもらい、人間の仮装パーティーに連れて行ってもらいました。
ハロウィーンの夜には、いつもとは違う不思議なことが起きるかもしれません。
ジャックは魔女たちの世界と、人間の世界の2つのパーティーに参加することができました。
ちょっとおどろおどろしい瞬間もありますが、魔女や小鬼や、人喰い鬼も、
人が良くて、人間のような優しさ、情もあり、憎めません。
ジャックと一緒にスリリングな、ハロウィーンの夜を冒険できる絵本です(*^-^*)
《著者紹介》
作:ロンゾ・アンダーソン
1905年米国ジョージア州生まれ。ハーバード大学卒業。妻であるエイドリアン・アダムスとの作品に、『200ぴきのうさぎ』(新世研)、『My Biddle and the Birds』『Ponies of Mykilleng』(共に未訳)など。1993年死去。
絵:エイドリアン・アダムズ
1906年米国アーカンソー州生まれ。絵本作家。ミズーリ大学を卒業後、アメリカン・スクール・オブ・デザインでイラストを学ぶ。自分でお話も書いた作品に『魔女たちのあさ』(アリス館)、『魔女たちのハロウィーン』『こうさぎたちのクリスマス』(いずれも佑学社)。『ぼくたちとたいよう』(アリス・E・グッディ文 文化出版局)他多数。『Houses from the Sea』『The Day We Saw the Sun Come Up』(共に未訳)のに作品でコールデコット賞オナー賞受賞。2002年死去。
訳:野口絵美
女優・翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業。絵本に『ゆうかんな3びきとこわいかいぶつ』『王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし』
『ショッピングカートのぼうけん』『ニャーロットのおさんぽ』、児童文学に「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ、『四人のおばあちゃん』『ぼろイスのボス』『すももの夏』(いずれも徳間書店)他。
※絵本より引用
【文:ロンゾ・アンダーソン 絵:エイドリアン・アダムス 訳:野口絵美
出版社:徳間書店】