★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

はじめてのからだえほん

 

医師が監修しているからだ絵本。

 

私たちの身体は、絶妙なバランスで、本当によくできている。

 

夜眠っていても、意識しなくても呼吸しているし、体は休んでいても、

 

休みなく心臓はひとり動き続けてくれている。

 

暑くなると、汗が出て、体温も調整してくれる。

 

風邪をひいたら、薬を飲まないと治らないと思っていた時期がありました。

 

お医者さんに風邪ぐらいで病院に来ないようにと叱られたことがある。

 

風邪は寝ていれば治るからと、ちょっとその時はムッとしたけれど、

 

ろくに薬も出してもらず、ひたすら寝ていたら、薬を飲んでていた頃よりも、

 

早く風邪が回復した経験から、薬を出さないお医者さんは、患者の体のことを

 

考えてくれている良心的な先生なのだと気づきました。

 

自然免疫がやはり最強なのだと思います。

 

それぐらい私たちの身体は優れていて、毎日一生懸命働いてくれている。

 

この絵本は身体のあらゆる働きだったり、役割を教えてくれたり、

 

身体のふしぎにせまる絵本です。

 

心臓の鼓動は胸に手を置くと、唯一動きを確認できる内臓の一つではないだろうか?

 

外から動いているのは感じられるけれど、実際なんで動いているのか?

 

どんなお仕事をしているのか、1分間には70回動くとしたら、1日に約10万回。

 

と数字で表されると、改めて驚かされる。

 

心臓から送り出される血液は血管を通る。その体中の血管をすべて繋ぎ合わせると

 

地球を2周するよりも長い距離になること。

 

正座をして足がしびれるのは、血管が押さえつけられて、

 

筋肉や神経に酸素が足りなくなったサイン。

 

血液は酸素や栄養を運んだり、ばい菌と戦ったり、傷口を塞ぐ役目など、

 

いろんな役割を担っている。

 

口から入った食べ物の行方や、うんちやおしっこがどうやって作られているのか?

 

なんのために作られているのかがわかる。

 

筋肉のしくみや、骨のしくみ、身体をつつむ皮膚のお話、情報を伝えている神経、

 

忙しく働き続ける脳のお話、からだをつくる細胞にいたるまで

 

私たちの身体のふしぎを、子ども視点で深堀りしている一冊です。

 

小学生や大人まで、幅広い世代の人が楽しめる絵本です(*^-^*)

 

《著者紹介》

監修:山田 真

小児科医。1941年、岐阜県生まれ。1967年、東京大学医学部卒業。八王子中央診療所に勤務。「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の世話人。子どもの身体と心、命を考える健康book「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(ジャパンマシにスト社)の編集委員。「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表。『はじめてであう小児科の本』『びょうきのほん1・2・3』(福音館書店)『みんなで子育て!からだ編/くらし編』(ジャパンマシニスト社)『ワハハ先生のからだの話』(フレーベル館)『子ども診療室から』(筑摩書店)など著書多数。

 

絵:てづかあけみ

1967年、神奈川県生まれ。横浜育ち。日本児童出版美術家連盟会員。グラフィックデザイン事務所を経て、1998年よりフリーランスイラストレーターとして活動。書籍、雑誌では語学関連の挿画多数。雑貨などのイラストも手がける。

※絵本より引用

【監修:山田真 絵:てづかあけみ 文・デザイン:村田弘子

 出版社:パイ インターナショナル】

 

 

 


はじめての からだえほん