算数がすきになる絵本1。
たし算をつかって、先生の大切なチョコチップクッキーを全部たべてしまった
犯人を捜そうと、子どもたちが探偵団に。
手の指紋がいくつ見つかり、足後がいくつ見つかり、チョコのかけらやクッキーのかけらは、
先生の机に落ちていました。そして金色の髪の毛も数本。
子ども達は一桁の数字の足し算をしながら、犯人に少しずつたどり着きます。
二つの数字を足すことに慣れたら、今度は全部合わせていくつ?の
ながい筆算の計算方法がわかりやすく解説されています。
絵本の中の生徒たちは、お店屋さんごっこをしたり、
自分で実際に問題を作ったり、解いたりしながら、
楽しく算数を学んでいます。
読んでいる私たちも、一緒にクイズに答えるような感覚で、
楽しく算数を学ぶことができます。
ただ数式を覚えて答えるだけでなく、問題をつくってみたりすることで、
足し算の成り立ちが分かりやすく、繰り上がりの考え方までを理解することができます。
算数を勉強しているという感覚より、クイズに答える、
推理しているワクワクと、遊んでいる感覚で学べる一冊です!
年中さんから小学校1年生の子におすすめの絵本(*^-^*)
《著者紹介》
作:ロリーン・リーディ
1959年生まれのアメリカの絵本作家。美術大学を卒業後、樹脂粘土で動物の形のアクセサリーなどを作っていたが、25歳から絵本作家に転身しA Number of Dragonsでデビュー。算数、科学、社会などの知識の絵本を30冊以上発表している。ケネディー宇宙センターで宇宙生物学を研究する夫とともにフロリダ州に住む。
訳:福本友美子(ふくもとゆみこ)
慶応技術大学卒業後、公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、評論、翻訳、書誌作成などをする。『戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ』(岩波書店)、『こんなふうに作られている!』(玉川大学出版部)、『としょかんライオン』(岩崎書店)など多数の訳書のほか、編著書に児童向けブックガイド『キラキラ読書クラブ』(共著、日本図書センター)がある。
増島高敬(ますじまたかよし)
1940年生まれ。麻布高校・中学校数学科教論・自由の森学園数学科教論。
定年退職後同校および和光学園数学科非常勤講師。「高校数学教師50年」を目標になお現場で授業を続けている。東京電機大学理工学部などで数学科教育法の授業を担当。
数学教育協議会・教育科学研究会会員。著書に『なるほどなっとく! 数学再挑戦』(共著、日本評論社)などがある。
※絵本より引用
【作:ロリーン・リーディ 訳:福本友美子 出版社:大月書店】