ツリーハウスと聞くと、それだけでワクワクしてくる。
幼いことからの憧れが詰まった一冊。
まずツリーハウスが欲しいなら、空を見上げ、想像してみよう。
太い頑丈な木がいいかな?それとも葉をいっぱいに広げた木がいいかな?
それともうーんと背の高い木がいいかな?
ツリーハウスを作るならどんな道具が必要かな?
ロープや、のこぎり、メジャーに、
その前に設計図を書かなくちゃね、みんな子ども達は想像を膨らませていく。
360°見渡せるパノラマ展望台みたいなツリーハウス。
ブランコも作りたい。ブランコをつるすロープは甘いシロップを含ませた
ねじり飴みたいなのもいいなぁ。
図書館のツリーハウスは、本を読むのに疲れたら、
みんなでゴロゴロできるたくさんのクッションを敷き詰めた部屋も作ろう。
夜は星空が沢山見えるように天井までの窓ガラスにして、みんなで寝袋に入って、
あたたかく眠りにつきたい。
星に手が届きそうなぐらい高い場所にツリーハウスを作って、夜空をひとりじめしよう。
秘密の話をするツリーハウスなら小さくて、離れて、目立たない場所につくろう。
君と僕の秘密基地だ。ここなら普段話せないことも、きっと話せるよ。
子どもたちの望みが、次々に形になっていく。
ぼくたちの欲しいものは、いつだって頭の中、心の中、自分の中にある。
無限の想像力は、自由を自在にする。
見たこともない、ツリーハウスに心躍る絵本(*^-^*)
【文:カーター・ヒギンズ 絵:エミリー・ヒューズ 訳:千葉茂樹
出版社:ブロンズ新社】