入学前のお子さんにおすすめしたい絵本。
学校ってどんなところ?
学校って何をするところ?
だじゃれが好きな子、質問が好きな子、クイズが好きな子3人と、
学校を探検して、小学校の不思議や、新しい発見を見つけていく絵本です(*^-^*)
きれいなメロディーや、あしぶみしたくなるリズム、
おなかのズーンとひびく音がする場所はどこ?
ピアノのけんばんは白と黒合わせて、いくつある?
など教室の名称を覚えるだけでなく、その教室にあるもので、
色んなクイズが散りばめられている。
絵本のはしばしにダジャレもあって、テンポよく、小学校という場所を
身近に感じながら、親しみを持てる一冊になっています。
理科室では、むしめがねとけんびきょう、どちらが大きく見えるかな?など、
他にもフラスコや、アルコールランプ、しけんかんなど、授業で使用する
実験道具も紹介されていて、理科室が何をする場所なのか、絵やクイズを通して
知ることができます。
一番子どもが当てるのに苦戦していた教室は、
”ここはとってもしずかなばしょ
ふるいものや、あたらしいもの
みぢかなものや、とおいくにのもの
おもわずふきだしてしまうものや、
なみだがあふれてしまうもの
いろんなものがかくれている
ここはどこ?”
これはページをめくるまで答えが分かりませんでした。
大人も読んでいて素敵な表現だなと感心しっぱなし。
保健室の紹介では、
”おとなになるまえに、からなず
さよならをしなければならない
しろくてかたくてちいさものは?”
これはリアルタイムで身に覚えがあったようで、すぐに解けたなぞなぞ問題。
子どもの身近なものを通して、小学校という場所に興味を持つきっかけとなる
一冊です(*^-^*)入学前のお子さんにお勧め絵本です!
《著者紹介》
文:石津ちひろ
愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。絵本作家、翻訳家、詩人として活躍。
絵本『なぞなぞのたび』[フレーベル館]でボローニャ児童図書絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』[講談社]で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』[理論社]
で三越左千夫少年詩賞を受賞。絵本作品に『なぞなぞのみせ』[偕成社]『ことばあそびどうぶつえん』[のら書店]など、翻訳作品に「リサとガスパール」シリーズ[ブロンズ新社]「きりんのカミーユ」シリーズ[大日本図書]など多数。
絵:ママダミネコ
東京生まれ。デザイン会社勤務を経て、手作り絵本展参加をきっかけに絵本制作を始める。絵本をはじめ立体作品など、いろいろな展覧会に参加している。絵本作品に『はみがき、きらい?』『どっちかな?』[ひさかたチャイルド]、月刊絵本作品に『げんきくんのおつかい』[チャイルド本社]『ブーブのなつ』[鈴木出版]、『わたしはあみちゃん』[福音館書店]などがある。
※絵本より引用
【文:石津ちひろ 絵:ママダミネコ 出版社:大日本図書】