★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ねずみのよめいり

 

日本の民話シリーズの中のひとつ。

 

年頃の気立ての良いねずみの一人娘を、偉くて立派なお婿さんに嫁がせたい父親は、

 

大事な娘を、ねずみになんぞにやれるか!と父親は娘の嫁入りを渋っています。

 

親族の世話役のおじさんが、じゃあ誰ならいいんだい?と言うと、

 

おてんとうさまかなと言いだし、世話役のおじさんも、あきれながらも、

 

おてんと様に頼みに行くと、

 

私よりも雲のほうが偉い。私の光なんか簡単に遮ってしまうと。

 

一番偉いのが雲と知り、今度は雲にお願いにいくと、

 

雲は一番偉いのは、風だと言います。風に吹き飛ばされたら、私は、天にいられないからと。

 

そこで今度は風にお願いにいくと、風は、私がいくら吹いても倒れない壁が一番偉いと

 

言いました。

 

なるほど!と今度は壁にお願いに行くと・・・

 

最後はまわりまわって、幸せな結末が待っています。

 

昔から伝わるお話は、やはり面白く、テンポも良く、惹き込まれます。

 

みんなのそれぞれにすばらしいところを見つけられる絵本です(*^-^*)

 

誰が一番とか、世界一とかではなく、みんなそれぞれに素晴らしいのだということを

 

教えてもらった一冊(*^^)v

 

おてんと様は、雨の日には会えないし、雲は形を変え、場所を変え刻々と移り変わり、

 

同じ姿の時はないし、風は目には見えないし、壁は一緒に出掛けたりできないし、

 

旦那さんにするには、ちょっと寂しいかもしれないなぁと子どもと話していました(*^^)v

 

味わい深い絵の世界観に引き込まれる作品です!

 

幼稚園や小学生の読み聞かせにぴったりな一冊です☆

 

【文:岩崎京子 画:二俣英五郎 出版社:教育画劇

 

 


ねずみのよめいり (日本の民話えほん)