★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

うみの100かいだてのいえ

 

『100かいだてのいえ』シリーズがどの絵本も期待を裏切りません(^^♪

 

縦開きになっているこちらの絵本は、

 

ページをめくるごとに、10階ずつ描かれていて、それぞれの階の住人の家や

 

暮らしぶりが色鮮やかにコミカルに表現されています。

 

うみの100階だてのいえは、海の下へと潜っていくごとに、階が上がって行きます。

 

大きな船に乗っている女の子と、女の子が大切にしているお人形のテンちゃんのお話。

 

女の子が船のデッキからかもめに餌をあげていると、かもめの翼が、

 

お人形のテンちゃんに当たってしまい、海に落ちてしまいます。

 

いつも女の子にかわいい服を着せ替えしてもらっているテンちゃんの身に着けている

 

帽子や、バッグ、洋服もどんどんテンちゃんの体から離れ、深い海の中に落ちていきます。

 

テンちゃんはそれを追って、100かいだての家に着きました。

 

ヒトデさんの家は星型で、家の中には砂場や公園があったり、

 

ウツボさんの家は、新幹線になったウツボさんが線路を元気よく走っていたり、

 

クラゲさんの家は、ジブリ映画の崖の上のポニョを思い出し、

 

カニさんの家は、美容院もあって、ハサミでチョキチョキ器用にカットしてくれたり、

 

アンコウさんの家にはワカメでできたクリスマスツリーに綺麗な電飾が飾られ、

 

ハッピーな気持ちに。

 

ヤドカリさんのソフトクリームもとても美味しそう。

 

テンちゃんが落とした服やアクセサリーはみんな、うみのいえの住人も気に入って

 

交換することになりました。

 

最後テンちゃんが、海バージョンのファッションに変身していく姿にも注目です。

 

そしてテンちゃんは、女の子の元へ無事帰れるのでしょうか!?

 

今回はお洋服やアクセサリーや宝石など、女の子が好きそうなテーマになっています。

 

とにかくかわいくて、ポップです。

 

絵の隅々まで見逃せない発見が、たくさん散りばめられています☆彡

 

《著者紹介》

作:岩井俊雄(いわいとしお)

1962年生まれ。絵本作家/メディアアーティスト。子供の頃に母親から「もうおもちゃは買いません」と言われ、かわりに工作の道具や材料を与えられたことからものづくりに目覚める。1985年、筑波大学芸術専門学群在学中に第17回現代日本美術展大賞を最年少で受賞。その後、国内外の多くの美術展に、観客が参加できるインタラクティブな作品を発表し、注目を集める。テレビ番組『ウゴウゴルーガ』、三鷹の森ジブリ美術館の映像展示『トトロぴょんぴょん』『上昇階級』や、ニンテンドーDSのアートソフト『エレクトロプランクトン』、ヤマハと共同開発した音と光を奏でる楽器『TENORI-ON』、NHKの幼児番組『いないないばぁ!』のオープニングアニメーションなども手がける。

著書に『いわいさんちへようこそ!』、『いわいさんちのどっちが?絵本』シリーズ(全3冊)、『いわいさんちのリベットくん』『どっちがへん?スペシャル』(以上すべて紀伊國屋書店)、『アイデアはどこからやってくる?』(河出書房新社)、『光のえんぴつ、時間のねんど図工とメディアをつなぐ特別授業』(美術出版社)、『100かいだてのいえ』『ちか100かいだてのいえ』(偕成社)などがある。

※絵本より引用

【作:いわいとしお 出版社:偕成社

 

 


うみの100かいだてのいえ