恐竜が生まれるもっと昔に生きていた、古生代の生き物が集まる水族館。
もう現在、古生代の生物には出会えないので、夢のような絵本。
カンブリア紀の王様アノマロカリスをテレビで知った息子のお気に入り(*^^)v
今はもう化石でしか出会えない古生代の生き物たちが、色鮮やかに、
水槽の中を泳ぎ、まるで今を生きているいるような、
タイムスリップしたような気持ちになります。
アンモナイトのようなプレクトセラスや、海老やカニのような形の生き物もあり、
古生代の生き物は絶滅したものの、少しずつその遺伝子を引き継いでいると感じる。
絵本の水族館の水のステージショーでは、
大きなダンクルオステウスがダイナミックな泳ぎを見せ、
古生代の生き物を時代ごとに紹介し、生き物の進化の過程がわかります。
美術館の中にある食堂では、古生代料理を食べようと、架空のメニューのページが
ユニークで楽しい(*^-^*)
作者のこたさんは、幼い頃から空想の世界が大好きで、
何億年も前の生物が、もし水族館で見れたらなぁと想像を膨らませ制作された作品だそうです。
古生代の生き物が今も生きていたら、人間も生まれていなかったのかもしれません。
同じ時を生きられなかった私たち。でもその遺伝子は確実に私たちの中に
刻まれて、繋がっていると思える夢のような絵本です!
《著者紹介》
作・絵:こた
2001年生まれ。新潟県出身。東京都在住。多摩美術大学グラフィックデザイン学科在籍
海の生き物や古生物など、自然をテーマとしたイラスト、デザインを中心に制作。
デジタル作品やボールペン画、写真のほか、展示やグッズ販売など様々な分野で活躍中。
監修:中島保寿
1981年生まれ。東京都出身。古生物学者、博士(理学)。東京都市愛学准教授。絶滅した脊椎動物などについて研究。これまで海の爬虫類、日本最古の両生類、動物のフンなどの化石を発見している。監修に『ほねほねアニアルボーン』(化学同人)がある。
※絵本より引用
【作・絵:こた 監修:中島保寿 出版社:大泉書店】