
ある日、図書館にライオンがやってきて、図書館は大騒ぎ。
でもライオンは大人しく絵本に読み聞かせに耳を傾け、
静かに図書館のルールを守っています。何も問題はありません。
廊下は走らないこと、静かにすること。
図書館にもルールがたくさんあります。
ライオンは図書館の仕事も、決まりもしっかりと覚え、
色々と図書館のお手伝いをするようになりますが、、、
そんなある日事件が起き、ライオンは図書館のルールを守れませんでした。
だってルールよりも、大切な人の命を守りたかったから。
時には、ルールより大切なことがあります。
ルールを守ることは大切だけれど、
ルールを守る事よりも、大切なことがあることを教えてくれる一冊。
子どもも読みながら、救急車は、病気の人や怪我の人を運んでいる時に、
信号が赤でも進むよね!って話していました。
ライオンはルールを守れなかったことで、肩を落として、大好きな図書館を去ることに。
ライオンの落ち込んだ背中を見るのは辛かったけれど、ちゃんとまた図書館に戻ってきたとき、
館長は嬉しさのあまり、部屋を飛び出し廊下を走ってしまいます。
そう、人はルールを守れないほど、気持ちが揺さぶられることもある。
頭よりも心が動いてしまうことが。
思わず嬉しくて大きな声を出してしまったり。
それは、ライオンも人も同じです。
読んだあと、親子でほっこり優しい気持ちになれる一冊です☆彡
もし、図書館にライオンが来たら・・・と想像すると、それだけでワクワクします。
《著者紹介》
作:ミシェル・ヌードセン
ニューヨーク在住の作家、フリーの編集者。作品は幼児向けの絵本が多い。図書館に勤めた経験もあり、「図書館って、ほかとはちがった不思議な場所よね。だれでもはいれるし、なんでもできそうな場所。図書館が好きな人なら、だれだってそう思っているんじゃないかしら。わたしには、図書館でみつけた友達がだくさんいるの。本の中の友達と、図書館で働く友達とね」と言う。
絵:ケビン・ホークス
メイン州在住のイラストレーター。自作の絵本のほか、ラスキー作『大森林の少年』、フライシュマン作『ウエズレーの国』(ともにあすなろ書房)など、数多くの絵本の絵を描く。子どものころから読書が大好きで、「この本の絵を描きながら、小さいころによく行った図書館を思い出したよ。おはなしの時間に、なかよしのライオンといっしょに絵本を読んでもらうなんて最高だね。図書館にいくだけで、動物園に行くみたいにわくわくしたあの幸せな日々を思い出して描いたよ」と言う。
訳:福本友美子(ふくもとゆみこ)
児童書の研究、評論、翻訳、書誌作成などをする。立教大学講師。『ヌードル』『戦争をくぐりむけたおさるのジョージ』(ともに岩波書店)、『雲をみようよ』(光村教育図書)、「世界のなぞかけ昔話」全3巻(晶文社)など多数の訳書のほか、編著書に児童向けブックガイド『キラキラ読書クラブ』(共著、岩崎書店)がある。図書館に勤めた経験があり「子どもたちには、ライオンに寄りかかるみたいにゆったりと本を読んで欲しい」と言う。
※絵本より引用
【作:ミシェル・ヌードセン 絵:ケビン・ホークス 訳:福本友美子
出版社:岩崎書店】













