ちょうど小学1年生の時に『エルマーのぼうけん』を読破した子どもに、
次何を読んだらいいんだろう??と探していてたどり着いた1冊です。
漢字にはふりがながふってあり、文字もそこそこの大きさで、
ページ数が165ページとちょっと挑戦してみようかな?ができるボリューム感(*^^)v
子どもが数日かけて、夢中で読んでいたので、私もこっそり拝見。
大人の私はわたしで、ほろほろと感動する物語。
子どもの時の記憶が一気に蘇ってくるのと、
大人になった今母親の目線で子どもたちを見守る2つの視点で思わず感動してしまう。
時代はきっと何十年も前の昔の良き時代が描かれていて、
もっと子どもたちが蜜な関係性で、お互いの家を行き来して、
子どもだけで冒険していた自由な世界。懐かしかった。
体は大きいけど、泣き虫で弱虫な1年生の男の子と、
体は小さいけど、しっかりしていて、勝気な2年生の女の子のお話。
男の子は小さな2年生の女の子の強さに憧れて、頼れる存在。
女の子はいつも同級生や、上級生から体の小ささをからかわれているけれど、
絶対に喧嘩をしても、どんなにいじわるをされても泣かない強い女の子。
子どもの足では遠い場所に大好きなお花を摘みに、子どもの大冒険が始まる。
あまりの遠さに外国に来たような心細さを抱えながら、
二人だったら、3人だったら、大丈夫。
でも、ある日男の子は一人であの遠い場所へもう一度、勇気を振り絞って、
出かけることになりました。
途中なんども心折れそうになりながら、涙をのんで、歯を食いしばって、
憧れの2年生の女の子に近づける強い自分になるために・・・・
女の子も男の子を通して、体が小さくて、いつもからかわれている自分を
頼りにしてくれて、人に勇気を与えられることを知ります。
勇気と元気をくれる一冊です(*^-^*)
夏休みの読書感想文にもおすすめの児童書です。