★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

しっぱいにかんぱい!


大好きな かんぱいシリーズです。

 

主人公の女の子はリレーでいつも1位を取って来て、足の速さには自信がありましたが、

 

今年は自分のバトンを渡すタイミングでラインを越してしまったことにより失格になり、

 

せっかく1位だったのに、クラス対抗リレーで負けてしまったのは、

 

自分のせいだと、何日もふさぎ込んでしまいます。

 

悔しいやら、悲しいやら、恥ずかしいやら、苦しい気持ちが心を埋め尽くしていきます。

 

誰とも話したくないそんな気持ちのなか・・・

 

おじいちゃんがご飯を食べにおいで~と電話がかかってきました。

 

あまり気持ちはのらなかったけど、大好きなお寿司だったので、

 

行ってみることに。

 

そこで、おじいちゃんの家につくと、いとこやおばさんたちもいて、

 

急にはじまったみんなの失敗話。

 

話が終わるたびに、おじいちゃんが乾杯をします。

 

『しっぱいに乾杯!』と。

 

みんなが自然と笑顔になっていく、最後に女の子の順番が来て、

 

リレーの失敗話をし始めます。

 

失敗すると恥ずかしいし、悔しいし、悲しいし、誰にも知られたくない、

 

話したくない失敗もあるけれど、

 

ふと自分の大好きな人、心許せるひとに話せた時、

 

心がこんなにも楽になる。軽くなる。

 

わが家の教訓は、

 

『もし失敗があるとすれば、いちばんの失敗は、挑戦しないこと。』

 

命あれば、どんなことも挑戦してみること。

 

それで結果上手くいかなくても、経験が手に入る。

 

失敗も成功と同じぐらい、大切な経験。むしろそれ以上かもしれない。

 

失敗ってだめなことじゃないんだと明るい気持ちになれる作品です☆

 

かんぱいシリーズはどちらも良本なので、他にも読み進めたいと思います(*^-^*)

 

子どもうちにたくさん挑戦して、たくさん失敗して、

 

大きく成長してほしいなと思います(*^^)v

 

【作:宮川ひろ 絵:小泉るみ子 出版社:童心社

 

 


しっぱいに かんぱい! (かんぱい! シリーズ)

番ねずみのヤカちゃん

 

ねずみのお母さんと、四人のねずみの兄弟のお話です。

 

ある日お母さんは、大きくなったねずみの兄弟たちに自立を促します。

 

一人前のねずみとして世の中を生きていくには、大切なことがあって、

 

それは・・・

 

人間に存在がばれてしまわないように、

 

とにかく小さな声で話すこと。

 

そしておそろしい猫に気を付けること、

 

それから、不自然な板の上にバネと美味しそうなチーズがあったら、

 

決して食べない事。なぜならネズミ捕りのしかけだから。

 

お母さんは楽しい歌にしながら子どもたちに生きていく術を教えていくなか、

 

末っ子のねずみのやかましヤカちゃんは、

 

どうしても声を小さくできず、大きな声で、

 

『わかったよ!』と家が揺れるほど元気な声で、返事をしてしまい、

 

兄弟やお母さんからシーッと怒られてしまう。

 

このやりとりが何度も繰り返され、子供も大人も可笑しくて、何度読んでも笑ってしまう。

 

そんな一番心配なヤカちゃんは、自分の短所に思える声の大きさを

 

生かして人間に存在がばれてしまうどころか、

 

その存在を認められて、幸せに一緒に生きていく結末にほっこりとします。

 

一見短所に見える特性も、裏を返せば長所に変身し、

 

たくましく、ありのままの自分で、強く生き抜いていくヤカちゃんに、

 

笑顔と元気がもらえる一冊です(*^-^*)

 

読み聞かせには年長さんから、一人読みには小学1,2年生からおすすめの本です。

 

絵のページも多く、はじめての一人読みにも読みやすい本だと思います。

 

《著者紹介》

作:リチャード・ウィルバー

詩人、翻訳家。1922年、アメリカのニューヨーク市に生まれ、少年時代をニュージャージーの農場ですごす。ハーバード大学で文学修士の学位を受けたのち、詩、翻訳、評論などの分野で活躍、子どものための詩の本も出版している。1957にピューリッツァー賞受賞。「番ねずみのヤカちゃん」は、1963年に出版され、その後、ストーリーテリングによって多くの子どもたちに親しまれている。

【作:リチャード・ウィルバー 訳者:松岡享子 画家:大社玲子 

出版社:福音館書店

※本作より上記引用

 

 


番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)

 

 

大きい1年生と小さな2年生

 

ちょうど小学1年生の時に『エルマーのぼうけん』を読破した子どもに、

 

次何を読んだらいいんだろう??と探していてたどり着いた1冊です。

 

漢字にはふりがながふってあり、文字もそこそこの大きさで、

 

ページ数が165ページとちょっと挑戦してみようかな?ができるボリューム感(*^^)v

 

子どもが数日かけて、夢中で読んでいたので、私もこっそり拝見。

 

大人の私はわたしで、ほろほろと感動する物語。

 

子どもの時の記憶が一気に蘇ってくるのと、

 

大人になった今母親の目線で子どもたちを見守る2つの視点で思わず感動してしまう。

 

時代はきっと何十年も前の昔の良き時代が描かれていて、

 

もっと子どもたちが蜜な関係性で、お互いの家を行き来して、

 

子どもだけで冒険していた自由な世界。懐かしかった。

 

体は大きいけど、泣き虫で弱虫な1年生の男の子と、

 

体は小さいけど、しっかりしていて、勝気な2年生の女の子のお話。

 

男の子は小さな2年生の女の子の強さに憧れて、頼れる存在。

 

女の子はいつも同級生や、上級生から体の小ささをからかわれているけれど、

 

絶対に喧嘩をしても、どんなにいじわるをされても泣かない強い女の子。

 

子どもの足では遠い場所に大好きなお花を摘みに、子どもの大冒険が始まる。

 

あまりの遠さに外国に来たような心細さを抱えながら、

 

二人だったら、3人だったら、大丈夫。

 

でも、ある日男の子は一人であの遠い場所へもう一度、勇気を振り絞って、

 

出かけることになりました。

 

途中なんども心折れそうになりながら、涙をのんで、歯を食いしばって、

 

憧れの2年生の女の子に近づける強い自分になるために・・・・

 

女の子も男の子を通して、体が小さくて、いつもからかわれている自分を

 

頼りにしてくれて、人に勇気を与えられることを知ります。

 

勇気と元気をくれる一冊です(*^-^*)

 

夏休みの読書感想文にもおすすめの児童書です。

 

《作:古田足日 画家:中山正美 出版社:偕成社

 

 

 

 


大きい1年生と 小さな2年生 (創作どうわ傑作選( 1))

メメンとモリ *ヨシタケシンスケ

 

小学校低学年の子におすすめしたいこちらの児童書☆

 

ヨシタケシンスケさんの可愛らしいイラストがたくさん散りばめられていて、

 

ページ数200ぐらいあるのかな!?

 

でも一人でしっかり最後まで読むことができる文字数です(*^-^*)

 

小学校に入学して、自分でしないといけないことも増え、

 

色んなお友達や先生がいて、うまく行かない事、納得のいかない事、

 

友達と時には喧嘩してしまうこともあるかもしれない。

 

色々な不条理なことも経験していくかもしれない。

 

人生とは何だ?より良く生きていくってどういうこと?

 

哲学的な内容ながら、押しつけがましくなく、

 

ヨシタケシンスケさんのユーモアな視点で、人生の楽しみ方のいろいろが

 

描かれている一冊です。

 

メメンとモリという性格が真逆な兄弟の日常の会話が大人の心も溶かしてくれます。

 

大切なモノが壊れてしまった時、”ずっとそこにあることより、一緒に何かをしたということが大事”。

 

人やモノには必ず思い出がつきもの。そのモノを通して一緒に過ごした時間のほうが

 

大事。

 

カタチがなくなってしまっても、思い出はずっと生き続けるから。

 

”人は思っていたのとちがう!ってびっくりすために生きているんだ。”

 

どんなふうに人生という時間を使ってもいいんだよと、

 

多様な生き方を応援してくれる本です。

 

何か答えをくれそうで、正解なんてないんだよ。

 

正解はいつも君の心の中にあるんだよと、そっと語りかけてくれる一冊です。

 

《著者紹介》

ヨシタケシンスケ

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。

絵本のほか、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)『しかもフタが無い』(筑摩書房

『それしかないわけないでしょう』(白泉社)『りゆうがあります』(PHP研究所

『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社)『その本は』(共著、ポプラ社)など様々なジャンルで多数の著作がある。

※絵本より引用

【著者:ヨシタケシンスケ 出版社:KADOKAWA

 

 


メメンとモリ

 

クマと森のピアノ

 

森の中でピアノに出会ったこぐまのブラウン。

 

さわっているうちに、だんだんと弾けるようになって、

 

森の動物たちもブラウンのピアノの音色にうっとり。

 

ある日、人間の少女と男の人が、森でブラウンのピアノの演奏を聴き、

 

ブラウンに街に来て演奏してみないか?と誘います。

 

ブラウンは森に大好きな仲間もいたし、とても迷いました。

 

でも街にはたくさんの音楽があふれていて、

 

ピアノも、大きなコンサートホールもあると知って、好奇心が湧いてきました。

 

仲間と離れるのは寂しかったブラウンでしたが、少女と一緒に街へ旅立つことを決意。

 

ブラウンのピアノは街でもたちまち有名になり、

 

気付けばブラウンは大きなホールの上で、多くの観客の拍手を受けていました。

 

みんながブラウンのピアノに魅了されています。

 

ブラウンもたくさんの人に喜んでもらえ、たくさんの音楽にあふれるこの街が好きです。

 

でも何かが足りない?なんだろう。ブラウンは考えました。

 

そしてブラウンはまた森に帰ることにしたのです。

 

大好きな仲間に会うために。

 

森に帰ると、仲間が待っていてくれました。

 

森のピアノの周りには街で活躍しているブラウンの写真や、記事が切り抜かれて

 

飾られていました。ずっと会っていなかった仲間たちはブラウンの活躍を、

 

喜び、ブラウンの夢を応援してくれていたのです。

 

ブラウンはたくさんの友人に囲まれながら、森の中でピアノを演奏しました。

 

とても幸せな気持ちでした。

 

どんなに遠く離れても、ずっと会えなくても、みんなといつも心はひとつ。

 

ブラウンのピアノは大切な仲間と過ごした時間が育んだ作品なのだ。

 

どんなに有名になっても、新しい出会いがあっても、

 

ブラウンは、ずっと森の仲間たちのことを忘れる日はありませんでした。

 

大きなスケール感の中で、ピアノの音色が響きわたってくるような、

 

奥行きのある世界観が広がります。

 

【作:デイビッド・リッチフィールド 訳:俵 万智 出版社:ポプラ社

 

 


クマと森のピアノ (ポプラせかいの絵本)

ラチとらいおん

 

ラチは、世界で一番弱虫で、怖がりな男の子です。

 

ラチは飛行士になる夢がありましたが、今のままでは、叶いそうにありません。

 

犬をみるだけで逃げ出し、暗い部屋も怖くて近づけない。

 

友だちさせ怖くて、ひとり泣いてばかりいました。

 

そんなラチの前に、小さなかわいい、らいおんがあらわれました。

 

でもこんなに小さくてかわいいのに、実はとても強いのです。

 

らいおんはらちに強くなるために色んな事を教えてくれました。

 

それは決して難しいことではありません。

 

一歩外に出てみたり、身体を動かしてみたり、話しかけてみることでした。

 

ラチはらいおんが側にいてくれれば、どんな時も強くなれる気がしました。

 

暗い部屋にも行けるし、犬から友達も守れるし、重いものだって運べるし、

 

自分より大きな身体をした子からボールだって奪いかえせえるようになりました。

 

そんなある日、らいおんがラチの前から突然いなくなりました。

 

ラチは部屋に置かれていた、らいおんからの手紙を読みながら泣きました。

 

でも弱虫だからではありません。もうラチはらいおんがいなくても、

 

強く勇気のある少年に成長しました。

 

きっと飛行士になる夢も叶えられる、ラチはそう思いました。

 

弱虫もわるいことではない、その分慎重に行動することができる長所でもある。

 

そして、もし強くなりたいと思った時に、それは何も特別なことをするわけではなく、

 

一歩踏み出す勇気だけ。一歩前へ踏み出したら、次の一歩に繋がる。

 

毎日の日常の中に強くなるきっかけが転がっている。

 

ひょっとしたら、もうとっくに強い君になっているのかもしれません。

 

強そうに見えない小さくてかわいいらいおんの存在は、

 

たくさんの子どもたちを元気にしてくれることと思います(*^-^*)

 

【文・絵:マレーク・ベロニカ 訳:とくながやすもと 出版社:福音館書店

 

 


ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

 

ジャイアント・ジャム・サンド

 

蒸し暑いある夏の日、チクチク村に400万匹の蜂の大群が押し寄せてきた。

 

ピクニックは台無し、お百姓さんは大慌て。

 

村の人もどうしたものかと、みんなで知恵をしぼり、

 

そしてパン屋のおじさんが出したアイデアとは・・・

 

それは大きなパンを焼くこと。

 

パン屋のおじさんは脚立に乗って、トランシーバーで叫ぶ。

 

大量の小麦粉に、塩は海から水をホースで汲み取り、

 

まぜまぜ、こねこね、村の人総動員で作るおおきな食パン。

 

こねたパンの生地は、大きな台車にのせ、トラクターや、何台もの車、バスで、

 

工場に運び、なんとオーブンは50台。

 

12時間も焼き上げた大きな大きな食パンを切ると、

 

ダンプでバターをつみ、トラクターとスコップで甘いいちごジャムをたっぷりと

 

塗る。

 

蜂は甘い香りにつられて、パンをめがけて飛んできて、

 

その上に新たなパンを何台ものヘリコプターで運び落としたら、

 

ジャイアント・ジャム・サンドの出来上がり(^^)/

 

そのあとパンはどうしたのだろう?と思っていたら、

 

鳥さんがジャムサンドで100週間の大宴会をしたんだとか。

 

絵本ぐりとぐらのようなスケールの大きさで、読んでいてワクワクします。

 

400万匹の蜂の大群に襲われたらと思うと生きた心地がしませんが、

 

村の人たちみんなでちから合わせて、蜂を退治するのに考えたのが、

 

ジャイアントな発想で、とても愉快(*^-^*)

 

たくさんの働く車や重機が登場するので、男の子も楽しめる絵本です。

 

そしてイチゴジャムを作りたくなってきます(*^-^*)

 

絵本だから叶うスケールの大きさであり、ただスケールが大きいだけでなく、

 

絵は対照的に緻密で繊細に描かれていて、そのギャップがまた魅力の一冊です☆彡

 

《著者紹介》

作:ジョン・ヴァーノン・ロード

1939年、イギリスでパン屋の息子として生まれる。いくつかの美術学校で学び、絵画・デザイン・工芸を修める。現在、イラストレーターとして活躍。妻と3人の娘とくらしている。他に「にげだしたローラー・スケート」(アリス館)もあり、その楽しい絵は、日本の子子供たちにも好評である。

 

訳者:安西徹雄

昭和8年愛媛県松山市に生まれる。

昭和40年、上智大学大学院(博士課程)修了。英国バーミンガム大学シェイクスピア研究所に1年間留学。現在、上智大学文学部教授。訳書は、E・G・サイデンステッカー

「異形の小説」(南窓社)ほか、絵本では、「ぞうのエルマー」「まほうをわすれたまほうつかい」「ジャングルにいったベン」(いずれもアリス館)などがある。

※絵本より引用

【作:ジョン・ヴァーノン・ロード 訳:安西徹雄 出版社:アリス館】

 

 


ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)