★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

どうぶつえんガイド  *あべ弘士

 

動物が登場する絵本は、旭山動物園で飼育員をされていた経験を持つ、

 

著者のあべ弘士さんの作品が、私たち親子のお気に入りです(^^)/

 

動物と一番近くで、長く過ごした経験があるから著者だからこそ、

 

他の絵本や図鑑にはない、

 

動物の以外な一面を垣間見ることができます(*^-^*)

 

ラクダのこぶの中身には、食料や水のない砂漠で生きていくために必要な、

 

栄養が蓄えられているのは知っていたものの、

 

体の調子が悪くなると、そのこぶが曲がって来たり、垂れ下がってくること、

 

その様子がイラストで描かれていて、こんなラクダ見たことないかも!?と

 

新しい発見があったり、フラミンゴはピンク色や赤色のエサを食べているから、

 

体がピンク色なのだそうで、にんじんやエビを食べています。

 

エサが赤色ではなくなると、フラミンゴの色も薄くなってしまうのだとか。

 

ゴリラは強面だけど、やさしい性格で、夕焼けや星空を見るのが好きな、

 

案外ロマンチストだったり、トナカイのツノは冬に生え変わるので、

 

クリスマスの頃には、本当はあの立派なツノはないはず。

 

スカンクもおしりから臭い汁を出して、

 

敵から身を守る特徴がありますが、じゃあどのぐらい臭いの!?

 

という疑問に、服についたら洗濯しても臭いは消えないレベルで、

 

お風呂に入っても一週間消えないレベルだそうで、

 

スカンクのすごさがイラストと、実体験でわかりやすく、

 

おもしろく動物の本当の姿が描かれています^^

 

絵本を読んでから、動物園へ行くと楽しさが倍増する一冊です☆彡

 

《著者紹介》

作:あべ弘士

1948年、北海道に生まれる。1972年より旭山市旭山動物園勤務。以来、20年以上、

ゾウ、アザラシ、ライオン、フクロウ、ゴリラ、ラクダ…とあらゆる動物たちの世話をしながら、その動物たちの絵を描きつづけてきた。1996年、同動物園勤務を退き、現在絵本作家として活躍中。絵本の仕事に、『旭山動物園日誌』(出版工房ミル)、『雪の上のなぞのあしあと』(〈かがくのとも絵本〉・福音館書店)、『くじらのあかちゃんおおきくなあれ』(〈たくさんのふしぎ傑作集〉・同)、『カマキリさん どうしたの』(〈こどものとも年中向き〉101号・同)、『ゴリラはごりら』(童話屋)、『かぜのこもりうた』(同)、『ふくろうめがね』(同)、『どうぶつえん物語』(絵本館)などがある。

※絵本より引用

【作:あべ弘士 デザイン:なかのまさたか 出版社:福音館書店】

 

 


どうぶつえんガイド (福音館の科学シリーズ)

 

 

カワセミとヒバリとヨタカ

 

動物園の飼育員から絵本作家へ転身した作者ならではの作品です(*^-^*)

 

同じ鳥でも、跳び方や習性がこんなにも違うのかと新しい発見の連続です。

 

あざやかな青い羽を持つカワセミは、水の中に潜って魚を捕るハンター。

 

その代わりに空はあまり高くは飛べない。

 

長いくちばしを持つ鳥はあまり空高く飛ばないようだ。

 

地上ではカワセミの色は目立ちすぎるのでは?と思っていましたが、

 

水の中で魚を捕るための保護色だったのかもしれないなと思いました。

 

ヒバリはカワセミに憧れますが、どうもうまく行きません。

 

その代わりにヒバリは空高く上下に飛ぶことが得意。

 

次に出会ったヨタカは、ヒバリとは真逆に横にすごいスピードで飛ぶ鳥です。

 

そして大きな虫も、上手に空中でキャッチ。大きく口が開くのが特徴です。

 

ヒバリもマネをしようとしますが、口が小さすぎて虫が食べられません。

 

ヨタカは地上に降りて、ミミズをつんつん。

 

同じ空を飛ぶ鳥でも、飛び方も習性も、食べるものも違い、姿や形も違っています。

 

作者の作品で『ライオンのながいいちにち』では雄ライオンはふだん昼寝ばかりしていて、

 

狩りは雌ライオンが主に行っていることや、私たちの知らない動物の意外な一面を

 

作品にしてくれる作家さんだと思います。

 

動物園の飼育員として働かれていた作者だからこそ、持てる視点で、

 

読んでいて興味深く面白い絵本です(*^-^*)

 

《著者紹介》

作:あべ弘士(あべひろし)

1948年北海道生まれ。25年間、旭川市の旭山動物園に勤務。その後、絵本作家に。

動物に対する知識と愛情に裏打ちされた作品は、自由闊達な線と色の魅力、大らかなユーモアによって多くの読者に愛されている。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞R賞、『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞、「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞、『どうぶつのゆうびん』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞、『新世界へ』でJBBY賞を受賞。そのほかの作品に『どうぶつえんガイド』『ライオンのながいいちにち』『なめとこ山の熊』『エゾオオカミ物語』『こんちき号北極探検記』など多数。

※絵本より引用

【作:あべ弘士 出版社:小学館】

 

 


あべ弘士の生きものがたり カワセミとヒバリとヨタカ: ぴっかぴかえほん

 

 

干したから・・・

 

世界中を旅してたくさんの文化に触れてきた著者森枝卓士さんの手がける写真絵本。

 

登場するのは干した食べ物たち。

 

日本の食卓には干した食べ物がたくさんある。

 

切り干し大根、アジなどの魚の干物、高野豆腐、のり、梅干し、干し柿、鰹節

 

実は毎日食べている白米も、収穫して干しているから、

 

1年中保存して美味しく食べることが出来ている。

 

でもこれは日本に限ったことではない。

 

アジアの市場では、カエルの干物や、コウモリの干物など、

 

日本ではなじみのない食材も売られている。

 

モンゴルの遊牧民は、ゲルと呼ばれる家の屋根の上で、

 

ひつじのお乳からつくられたチーズを干す。

 

日本では冷凍や冷蔵などの保存方法があるが、まだ外国にはそういった保存が出来ない

 

暮らしもあり、干すことで、食材を長持ちさせ、食べて生きている人たちがたくさんいる。

 

日本では300gの肉をスーパーで買って、その日の料理に使うことができるが、

 

遊牧民たちは肉を食べようと思うと、家畜を一頭殺し、

 

大量の肉はもちろんのこと、1日では食べられないので、

 

干し肉として保存することになる。干し肉になればスープにもどしても、

 

固いままだ。

 

野菜や果物も、干すと形や、重さ、味も変化する。

 

水分を抜くことによって、腐りにくくなり、長期間の保存が可能になるだけでなく、

 

栄養価も濃縮され、果物はより甘味をますし、きのこは、うま味が増します。

 

魚のカツオも生のお刺身と、鰹節では風味も、食感も同じものとは思えないほどだ。

 

写真で改めてみると、水分の多い食材はとくに見た目の変化も大きく、

 

実際に重さも軽くなり、シワシワと小さくなる。

 

私たちはの身近にある干した食べ物は、自然の恵みと、人の知恵と、

 

太陽と風と、そうしたすべての恵みが折り重なり、出来ているのだ。

 

子供が絵本を読んで、さっそく作ってみたくなったようで、

 

きのこは失敗が少ないようなので、きのこから始めてみようと思います。

 

色鮮やかな写真と、世界中の市場の写真の数々はワクワクするし、

 

見たこともない干した食材も、どんな料理に変身するのかとても興味深い。

 

どんなに便利な生活に発展しても、昔から引き継がれる本当に良いものは、

 

今もなお、私たちの食卓を彩っている。

 

《著者紹介》

写真・文:森枝卓士(もりえだたかし)

1985年、熊本県生まれ。水俣病の取材に訪れたユージン・スミスに出会い、写真家を志す。東南アジアを中心に世界各地で取材活動を行い、食にまつわる著作などを多数発表している。大正大学客員教授。早稲田大学などで食文化を講じる。主な著書に『食べもの記』『食べているのは生きものだ』(いずれも福音館書店)、『みんな、何を食べている?世界の食事おもしろ図鑑 食べて、歩いて、見た食文化』(PHP研究所)など多数。このほか雑誌等への寄稿も多い。

※絵本より引用

【写真・文:森枝卓士 出版社:フレーベル館】

 

 


干したから・・・ ふしぎびっくり写真えほん

もしものせかい  * ヨシタケシンスケ *

 

 

もしも大切にしていたものが壊れてしまったら。

もしも大切な人を失うことになってしまったら。

生きていると、避けたくても避けられないことがたくさんある。

どんなにそれが自分にとって大切なものであっても、

ずっと変わらないものは、ほとんどないに等しい。

 

もし自分が何かを失って、悲しくて泣いて日々を過ごしても、

ちゃんと明日はくるし、世界は止まってくれない。

後ろにもいけないし、ただひたすら前に進むしかない。

 

でも本当に私たちはすべてを失ってしまったのだろうか?

 

誰かにかけてもらった言葉、

誰かに与えてもらった愛、

誰かに差し伸べてもらった手の温度、

誰かと過ごしたかけがえのない日々の記憶、

 

そのすべては、大切な人やモノを失った後も、

自分の中で変わらずに静かに生き続けている。

 

もうその人の声も聞けないけど、

もうその人との思い出は増えないけど、

もうその人に触れることもできないけど、

 

でも確実に自分のなかに刻まれている。

ちゃんとそこにある。

ずっとこれからも大切にしていける。

本当は何一つ失っていないのだ。

 

すこし遠くで、

 

もしもの世界で、これからも一緒に生き続けるのだ。

 

大切な人との別れを経験した人、大切なものを失くしてしまった人へ贈る

喪失と再生のお話。

子どもから大人まで元気をくれる一冊です(*^^*)

 

≪著者紹介≫

作:ヨシタケシンスケ

絵本作家、イラストレーター。1973年、神奈川県生まれ。筑波大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常の1コマを切り取ったスケッチ集や、装画、挿絵など、幅広く活動している。MOE絵本屋さん大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞など、受賞多数。

近著『ちょっぴりながもちするそうです』(白泉社)、『そういうゲーム』(KADOKAWA)

など。

※絵本より引用

 

 


もしものせかい (一般書)

やましたくんはしゃべらない

 

小学校へ入学して卒業するまで山下君は一言も話しませんでした。

 

誰も山下くんの声を聞いたものはいません。

 

山下くんは言葉を知らないのか?

 

なぜしゃべらないのか?

 

本当はしゃべられるのか?

 

山下くんのすごいところは、話さないのに、教科書を忘れた日に隣の子が見せてくれたり、

 

また話さないのに、ジョーダン、おふざけまでやってのけてしまうところ。

 

ちゃんとなんとなくクラスのみんなに溶け込んで、コミュニケーションしている

 

印象を絵本から受ける。

 

根はとっても明るい人なんだろうなぁ~が伝わってくる。

 

歌を歌うときも口パク。作文の発表をするときにはラジカセを持ち込んで、

 

録音した自分の声!?らしきものを流す。

 

6年間一言も声を出さないを徹底するのは根気がいることだ。

 

私も小学校の時は周りの生徒にすごく大人しい子だと思われていた。

 

でもこれは外の顔。

 

家に帰るとおしゃべりな、ひょうきん者だった。

 

なんで学校で話さなかったかと言えば、自分の声が嫌いだったから笑

 

山下くんのように全く話さないわけではないけれど、小さな声で、

 

ごく限られた友人としか話しませんでした。

 

でもやっぱり同級生は、私に話させようとする。

 

ある日、通学路で一緒になったクラスメイトの女の子(明るい元気な子で苦手だった)

 

に、しりとりをして帰ろうと言われて、しりとりが始まったら律儀に

 

それに答えた私。その女の子はなんだしゃべれるやん!って喜んでいたけど、

 

次の日からまたふりだしに戻って、大人しい私に戻ったのだ。

 

クラスメイトの女の子はとても怒っていた。そんな思いでが浮かびました。

 

やっぱり中途半端はいけませんね。山下くんの一貫した態度は、

 

素晴らしい個性だと思いました。

 

作者の子どもの頃の自伝だそうですが、何を作者は伝えたかったのだろう?

 

私は同じような幼少期だったので、とても共感して読めましたが(*^-^*)

 

もし、こんなクラスメイトがいたり、こんなお子さんがいても、

 

どうかそっと見守っていて欲しいなと思います。

 

いつか時が来たら必ず、殻をやぶるときが来るので、

 

どうかそのまま、見守っていて欲しいと思います☆彡

 

《著者紹介》

作:山下賢二

1972年京都府生まれ。2004年に「ガケ書房」をオープン。2015年4月1日、「ガケ書房」を移転・改名し「ホホホ座」をオープン。著者『ガケ書房の頃』(夏葉社)、編著として『わたしがカフェをはじめた日。』(小学館)などがある。

 

絵:中田いくみ

1982年埼玉県生まれ。日本と台湾を主な拠点として個展などで作品を発表している。

また、2013年頃から漫画を描き始め、2017年に単行本『かもめのことはよく知らない』

(KADOKAWA)発売。芸術集団「画賊」のメンバーでもある。

※絵本より引用

【作:山下賢二 絵:中田いくみ 出版社:岩崎書店 】

 

 


こんな子きらいかな? (3) やましたくんはしゃべらない (こんな子きらいかな? 3)

こども哲学 きもちって、なに? 

 

重松清さんが監修しているこども哲学シリーズの中の一冊 

 

きもちってなんだろう?を多角的視点から

 

子どもがわかりやすいように、子どもの問に寄り添って、一緒に考えてくれる一冊です。

 

相手の気持ちも、自分の気持ちも目には見えないもの。

 

目には見えないからこそ大切にしないといけない気持ち。

 

成長するにつれて、言葉にするのが難しい気持ちを抱えることも増えてくる。

 

心の中に相反する気持ちが同時に同居して戸惑うこともあるかもしれない。

 

この気持ちに名前をつけるんだったら何だろう?という気持ちに出会うこともある。

 

とっても単純なのに、複雑な人間の心を等身大の子どもたちの視点で考えていける本です。

 

おとうさんとおかあさんがきみを愛しているって、どうしてわかる?

 

きょうだいにやきもちやく?

 

どうして、好きなのにけんかするの?

 

恋をするってすてきなこと?

 

ひとりでいるのと、ともだちといるの、どっちがいい?

 

クラスのみんなの前でひとりで話すの、こわい?

 

というお題に、いろんな視点で答えてくれる本。何が正しくて、間違いとか答えを導き

 

出すものではなく、あくまでいろいろな考え方、気持ちに触れられて、

 

どんな考え方も肯定して、寄り添ってくれるから、子どもも安心して心地よく読めます 。

 

答えがないからこそ、考えるのが面白い。

 

自分の中に生まれた疑問と向き合う一歩を応援してくれる一冊です(*^^*)☆

 

他にも子ども哲学シリーズには、

 

『よいことわるいことって、なに?』

『人生って、なに?』

『いっしょにいきるって、なに?』

『知るって、なに?』

『自分って、なに?』

『自由って、なに?』

『美と芸術って、なに?』

『しあわせって、なに?』

『暴力って、なに?』

 

など大人も答えを探しながら、今を生きているわけですが、親子で一緒に

 

その問いと向き合う時間こそが、豊かな心、豊かな人間を育てるのでしょう。

 

小学校高学年のお子さんにおすすめのシリーズです☆

 

≪著者紹介≫

文:オスカー・ブルニフィエ

哲学の博士で、先生。おとなたちが哲学の研究会をひらくのをてつだったり、こどもたちが自分で哲学できる場をつくったり、みんなが哲学となかよくなれるように、世界中をかけまわってがんばってる。これまでに出した本は、中高生向けのシリーズ「哲学者一年生」(ナタン社)や『おしえて先生!論理学』(スイユ社)、小学生向けのシリーズ「こども哲学」、「哲学のアイデア」、「はんたいことばで考える哲学の本」(いずれもナタン社)、「てつがくのえほん」(オートルモン社)、先生たちが読む教科書『話しあいをとおして教えること』(CROP社)や『小学校教育における哲学の実践』(セドラップ社)などなど、たくさんあってぜんぶあわせると35もの国のコトバに翻訳されている。世界の哲学教育についてユネスコがまとめた報告書『哲学、自分の学校』にも論文を書いてるんだ。

 

絵:セルジュ・ブロック

セルジュ・ブロックは、1956年にフランスのコルマールでうまれた。仕事はなんですか、ってきいたら、ふたつも三つもおしえてくれた。アート・ディレクターに、雑誌や本のさし絵を描く仕事、それから自分でも本やマンガをだしてるんだって。こどももおとなも読みたくなるような本だ。『マックスとリリ』ってマンガが大ヒットして、彼はフランス中の小学生とその親たちの人気者になった。ユーモアのある絵を描きたい、って彼は言うけど、だれがみても、その通り、うまくいってるよね。

「気もち、って、なに?」って質問してみた。彼のこたえは、こうだ。「気持ちのおかげで、ぼくら、たいくつしないですむんだよ。」

 

訳:西宮かおり

東京大学卒業後、同大学院総合文化研究科に入学。社会科学高等研究院(フランス・パリ)留学を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程を単位取得退学。訳書に『思考の取引』(ジャン=リュック・ナンシー著、岩波書店)、『精神分析のとまどい』(ジャック・デリダ著、岩波書店)、「こども哲学」シリーズ10巻(小社刊)などがある。

 

※絵本より引用

 

 


きもちって、なに?[新版] (こども哲学)

 

 


知るって、なに?[新版] (こども哲学)

 

 


自由って、なに?[新版] (こども哲学)

 

 


しあわせって、なに?(こども哲学)

 

 


自分って、なに?[新版] (こども哲学)

 

 


美と芸術って、なに?(こども哲学)

 

 


いっしょにいきるって、なに?[新版] (こども哲学)

 

どうぶつのわかっていること わかっていないこと

 

これは普通に読んでいても、面白い内容(*^-^*)

 

動物の知られざる一面を読むだけで楽しいですが、まだわかっていないことを、

 

探求する時間も、親子でワクワクする時間になります。

 

キリンはほとんど声を出さないことがわかっているけれど、

 

では、なぜ声を出さないのかはわかっていない。

 

キリンのツノから電波のように仲間に伝えるメッセージがでているのかな?

 

首が長いせいで声が外に出てこないのか?

 

キリンと同じ仲間のウシの喉と比べたらわかるかな?

 

ゾウの嗅覚は犬の嗅覚の何百倍もいいことがわかっている。

 

でもなぜそんなに嗅覚に優れているのかはわかっていない。

 

鼻が長いからだろうか?

 

目があまりよくないから、匂いで大きさや、量まで感じ取れるのだろうか?

 

警察犬あらため、警察ゾウにしたら、もしからしら未解決事件も簡単に解決ができるのかな?

 

チンパンジーとボノボは見た目もそっくりなのに、性格は全然ちがうことがわかっている。

 

でも見た目が同じなのに、そんなに性格が違うのかはなぜかはわかっていない。

 

チンパンジーは強さを決める時、メスを取り合うとき、食べ物をとるとき、

 

喧嘩して決めている。

 

ボノボは逆に喧嘩をせずにきめることができる。

 

人間は喧嘩をしたり、時には話し合ったりして決めることができるから、

 

チンパンジーにも似ていて、ボノボにも似ていると言える。

 

世界のわかっていることの先には、わかっていないことがたくさんある。

 

当たり前だと思っていることも、なんでだろう?と考えて、

 

ひとつ仮説を立てて、調べたり、実験して、はじめて見えてくるものがある。

 

わたしたちのなんでだろう?という小さな疑問は、研究の種になるのだ。

 

『考える力』、『想像する力』を、動物を通して考えてみるきっかけになる一冊です。

 

私たちの当たり前に埋もれてしまっている、好奇心や探求心を呼び覚ます絵本です(*^-^*)

 

《著者紹介》

文:木下さとみ(きのした・さとみ)

1983年生まれ。九州大学大学院終了後、電通入社。コピーライター/CMプランナーとして数多くの起業/商品ブランディングを担当。2013年に野生動物研究者の双子の姉と「まもろうPROJECTユキヒョウ」を設立し生息地での保全活動を開始。その経験から2020年に「DENTSU生態系LAB」を立ち上げ、生態系保全を起点としたコミュニケーションを行っている。

 

絵:吉森太助(よりもり・ひろすけ)

1979年生まれ。東京藝術大学大学院終了後、電通入社。デザイナー/アートディレクターとして多数の企業・商品の広告やブランディング、デザインに携わる。仕事の傍ら個人での作家活動も行い、イラストやデザインなどの作品も制作している。2020年から「DENTSU生態系LAB」に参加。

 

監修:京都大学野生動物研究センター(WRC)

野生動物に関する教育・研究を行い、地球社会の調和ある共存に貢献することを目的として2008年4月1日に設立。野生動物や、動物園・水族館などで飼育されている動物を主な対象として、基礎研究や保全研究ならびに野生動物や自然環境への理解を深めるための教育活動などを推進している。

※絵本より引用

【文:木下さとみ 絵:吉森太助 監修:京都大学野生動物研究センター

 出版社:小学館集英社プロダクション】

 

 


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