★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

2022-01-01から1年間の記事一覧

りんごかもしれない 

りんごを見て、りんごと疑わない大人が見ても、『りんごじゃないかもしれない』 いや『りんごかもしれない』この思考の行ったり来たりがとても面白い絵本です。 男の子の想像力は留まることを知らない。まさに無限ループ。 食卓に見つけた真っ赤な丸い物体を…

まこちゃんとエプロン

まこちゃんはおかあさんが大好き。 おかあさんと離れたくなくて、エプロンの紐をいつも手で握りしめている。 今日も片手におかあさんのエプロンの紐を持ちながら、 洗濯物干しするお母さんを追いかけてお庭へ。 エプロンを持っていない、もう片方の手でちょ…

ひとつめのくに

めずらしいものをお客に見せる、見世物屋の男が、 旅人から、ひとつめの国があることを聞いて、さっそく探しに旅に出ることにしました。 旅人が言っていたとおり、大きな木の下に一つしか目がない女の子を見つけ、 連れて帰ろうとすると、女の子は大暴れし、…

かさじぞう 

小学校の教科書で読んで以来、いいお話だったという記憶があり、 子どもにも読ませたくて、懐かしい気持ちで手に取りました。 山奥で暮らしているおじいさんとおばあさん。 家には田んぼも畑もありません。毎日あまがさを編んで、村の人たちに売って、 どう…

あんなにあんなに ヨシタケシンスケ

『あんなに小さかったのに』 『あんなにママっ子だったのに』 『あんなに好きだったのに』 『あんなに泣いていたのに』 子育てのあんなに、こんなにがたくさん詰まった本。 赤ちゃんのときから子どもが成人して、自分がおばあちゃんになるまでが、 短いフレ…

もりの おくの おちゃかいへ

木炭画のモノトーンの世界の中に、赤色と黄色のさし色がとても印象を残す絵本。 ある雪の日、おばあちゃんの家にケーキをひとりで届けに行くことになった女の子。 雪の上にある父の足跡を追って歩きますが、途中でこけてしまいケーキの箱がつぶれて しまいま…

エルマーとサンタさん

『ぞうのエルマー』シリーズで、今回はクリスマスのお話。 サンタクロースを見たいという小ぞうたちの願いをエルマーが叶えるお話です。 サンタさんが来てくれるように、プレゼントやツリーを用意することにしました。 大きな形のいい木を見つけると、根っこ…

999ひきのきょうだいのおひっこし

『999ひきのきょうだい』シリーズのうちの1冊です。 春に999個の卵を産んだ、カエルのお母さん。大きくなぁ~れとカエルの赤ちゃんに 話しかけてます。 すると、みるみる子どもたちは成長し、池は小さくなって、もうぎゅうぎゅうです。 ついに全員で新しい大…

もうすぐママは星になる

癌という病気になったママ。ジェイミーは家族のアルバムを広げ元気だった頃のママを 思い浮かべ、家族の想い出を振り返っていると。ぽろぽろと涙がこぼれて来ます。 日に日に痩せていくママ。薬の副作用で髪の毛を失い、一緒に外に出ることも出来なく なり、…

せんせい

君のせんせいはどんな先生? いつもニコニコしているやさしい先生。 悪いことをしたら叱っていくれる先生。 ときどき馬になって、背中にのせて走ってくれたり、 ときどき鬼に変身して、みんなをおいかけて、おにごっごして遊んでくれる。 ときどきお相撲さん…

あんたがたどこさ

私が子どもの頃は子ども達が集まって、わらべ歌を歌って遊んだりしましたが、 今あまり子どもたちが手遊び歌をしている風景なども見かけなくなったなぁと思いました。 ボールを使って『あんたがたどこさ』は、『さ』というリズムの場所でボールを足にくぐら…

300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート

ヨーロッパで最古のデザートと呼ばれるフルーツ・フール。 フルーツと生クリームと砂糖を混ぜれば完成するシンプルなデザート。 300年前から現在まで受け継がれ親しまれてきたデザートです。 16世紀頃は、生クリームを泡立てる機械もなく、小枝をひもで束ね…

たし算たんていだん

算数がすきになる絵本1。 たし算をつかって、先生の大切なチョコチップクッキーを全部たべてしまった 犯人を捜そうと、子どもたちが探偵団に。 手の指紋がいくつ見つかり、足後がいくつ見つかり、チョコのかけらやクッキーのかけらは、 先生の机に落ちていま…

ぞうくんのクリスマスプレゼント

ぞうくんが大好きな家族にそれぞれにぴったりなクリスマスプレゼントを用意しています。 ぞうくんはお母さんに、『ひみつの願いごとってある?』と聞きます。 お母さんは『バレリーナになれたらなっとずっと思っていて・・・』 と自分の夢をひみつねと言いな…

ともだちからともだちへ

元気のないクマネズミくんの元に、ある日素敵な手紙が届きました。 でも差出人の名前がありません。 クマネズミくんはこの手紙で元気を取り戻し、外にでる勇気が出ました。 そこでさっそく手紙を書いてくれた人にお礼を言おうと、友達の家を訪ねることに。 …

おるすばん  *森 洋子

昭和を感じる台所、畳の部屋、コタツなどが描かれていて、 モノトーンの背景の中に、女の子と記憶に残るマトリョーシカなどの玩具にだけ、 色がついている構成が、まるで幼少期の古い記憶を回想しているかのよう。 初めてひとりでお留守番した記憶は思い出せ…

つきよのかいじゅう

長新太さんの絵本は、いつも着眼点や発想が奇想天外でとにかくユニーク。 大人も楽しいけど、子どもが大人以上に喜ぶ絵本です。 『つきよのかいじゅう』も期待を裏切りません。 絶対面白いと分かって読んでいても、笑ってしまいました(*^-^*) ある湖のほとり…

海とそらがであうばしょ

海と空の境界線をずっと見つめていた子ども時代。 どこからが海で、どこからが空なのか、目を凝らす。 海と空の境に行けば、手をのばせば、空に触れるんじゃないだろうかと夢を見た。 みんなが一度は子どもの頃に見た夢の続きを見に行く絵本だと思います。 …

「やだ」っていったら、どうする?

子どものもし〇〇だったらどうする?の仮定に、お母さんが最後まで話を聞いて、 つきあっています。 子どもの想像できるあらゆることに、耳を傾けているのが印象的。 「片づけなさい」とお母さんが言えば、「やだっていったらどうする?」 片づけないどころ…

サインですから

トントンコツコツ、注文されるものは、何でも形にすることができる職人のおじさん。 ねずみさんの小さな帽子を作ったり、 女の子の靴を作ったり、タヌキさんに腹巻を作ったり、 紳士なおじさまの背広だって上手に仕立てます。 ゴリラにゴリラのぬいぐるみを…

ヘンゼルとグレーテル

グリム童話で有名なヘンゼルとグレーテル。 お菓子の家というイメージが先行していて、実は今回物語をしっかり読むのは初めてです。 表紙がお菓子の家のわりに、黒や茶色を基調としたほのぐらい雰囲気に違和感を 覚えつつ、読み進めてみると、 なかなか内容…

えほんなぞなぞうた

谷川俊太郎さんから出題されるなぞなぞ。 えほんといっても侮ってはいけない。決してそんな単純明快なかわいいものではない。 詩的な情緒的な、なぞなぞも多く、またあべ弘士さんの絵が全くヒントになっていません笑 やわらかい頭の子どもも、頭が少々硬い大…

ふたりママの家で

私はふたりのママと、ウィル、ミリーの三兄弟で暮らしている。 家族みんな血のつながりはなく、それぞれに違うルーツを持っている。 ふたりのママも正反対の性格をしているけれど、それぞれの得意を活かして、 息ぴったり。みんなでごはんを作って食べたり、…

おちばのプール

秋も深まり、紅葉のピークを迎えようとしている季節にぴったりな絵本です。 森に住むくまののんきーの冬支度のお話です。 森に降り注いだ色とりどりの落ち葉に体をうずめると、ふわふわとしていて、 暖かくて気持ちがいいなぁと寝転がっていると、 フクロウ…

サンタクロースの冬休み

これは大人も子どもも読んでいてワクワクする絵本。 サンタや小人たちの12月26日~1月6日の冬休みのことが描かれた絵本です。 12月25日世界中の子どもたちにプレゼントを配り終えたサンタたちがサンタ村に帰って、 1年でいちばんゆっくりできる朝です。 みん…

はじめてのからだえほん

医師が監修しているからだ絵本。 私たちの身体は、絶妙なバランスで、本当によくできている。 夜眠っていても、意識しなくても呼吸しているし、体は休んでいても、 休みなく心臓はひとり動き続けてくれている。 暑くなると、汗が出て、体温も調整してくれる…

桃太郎が語る桃太郎

一人称童話シリーズの桃太郎編。 普段、三人称で語られるスタイルが多いですが、 この絵本は桃太郎の視点から、桃太郎という物語が語られていきます。 よく知られている桃太郎の話は、大きな桃から生まれて、とても勇敢に鬼に立ち向かう、 心が強くて優しい…

ともだちどれだ? 新井洋行

今日の絵本は、言葉を覚え始めた2歳ぐらいからおすすめの絵本です。 ”『ごはんのともだちどーれだ?』 『おやつのともだちどーれだ?』 『文房具のともだちどーれだ?』 『スポーツでつかうともだちどーれだ?』 『がっきのともだちどーれだ?』” というよう…

まいにち まいにち たんじょうび

5歳の誕生日を迎えたいっこちゃん。 家族みんなにお祝いしてもらい、美味しいケーキを食べて、プレゼントをたくさん もらって、うれしくて、たのしい、一日を過ごしました。 お誕生日がおわったあと、お父さんとお母さんにお願いしました。 ”『まいにち、お…

きゅうりょうたちのいただきます

小さな子供を恐竜に見立てた絵本(*^-^*) 食事を食べるシーンはまさに豪快そのもの。 大型本なので、恐竜の大きさ、迫力がより一層映えます。 大人の表情と、恐竜の暴れん坊っぷりは、まさに我が家の食卓そのもの。 子どものお行儀は、この絵本を参考に読み聞…