★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

えほんなぞなぞうた

 

谷川俊太郎さんから出題されるなぞなぞ。

 

えほんといっても侮ってはいけない。決してそんな単純明快なかわいいものではない。

 

詩的な情緒的な、なぞなぞも多く、またあべ弘士さんの絵が全くヒントになっていません笑

 

やわらかい頭の子どもも、頭が少々硬い大人も、最初から最後まで翻弄されっぱなしです。

 

正解したのはひとつ、ふたつぐらい(*^-^*)

 

目には見えらない、触れられないような概念要素をふくんだ答えも多く、

 

子どもには少々難解かもしれません。

 

私が特に気に入ったなぞなぞは、

 

”Q.ブレーキをかけてもとまらない バックもできない まがれない

 なのに むじこで やすまず はたらく”

 

”Q.みえない かえない さわれないのに もっているひとが うらやましい”

 

”Q.にほんなら ありがじゅっぴき

 えいこくなら たいよう ここのつ”

 

”Q.ソファのしたに なにかがおちてる ひろってごらん いいおとがする”

 

”Q.せかいじゅう どこへいっても よっつある 

 かせいにいっても あるのかな?”

 

”Q.みちがあるけど あるけない おみせもあるけど なにもかえない”

 

みなさん、答えわかりますでしょうか?(*^^)v

 

おしゃれで、遊び心があって、目に見えないものを想像したり、

 

昔の時代へタイムスリップしてみたり、現代へ戻ったり、

 

時間軸も広い作品です。

 

これは読者の言葉のセンス、遊び心、哲学的思考も試されているように思います^^

 

子どもも大人も楽しい、意外性のあるなぞなぞ絵本です☆

 

【文:谷川俊太郎 絵:あべ弘士 出版社:童話屋】

 

 


えほん なぞなぞうた