2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
パリの植物園の研究員であるわたしと、日本から来ている少女との 木をめぐる交流のお話。 木は何も語らないし、どこかへ行ってしまうこともない。 いつもただそこにいて、私たちを優しくそっと包んでくれる存在。 少女はたったひとりで、今日も木と向き合う…
子どもはとにかくトイレネタが大好き。 なんでそんなにおしっこやうんちが面白いんだろう?と不思議に思うぐらい。 あきやまただしさん著書の「へんしん」シリーズは、ある場所に入ると、 出てきたときに全く違うものに変身するというユニークな絵本です! …
シンデレラはもう昔からよく知られているお話です。 そしてたくさんの方が描かれています。 その中から選んだのが安野光雅さんの絵本です。 最初に安野さんの絵本を読んだのは旅の絵本シリーズだったと思います。 言葉がなく、絵だけ構成されている旅の絵本…
まだ時計のなかった時代に、時は2時間置きにカウントされ、お寺の鐘で、 時間を知らせていました。 真夜中の12時は、九つ。2時は八つ。という具合に。 この昔の時間の刻み方が分からないと、子どものには絵本でもお話が難しいかな? と思っていましたが、…
『ひらけ、ごま!』というセリフは大人になった今もずっと記憶に残っています。 どんな呪文よりも、頭に残るフレーズ。 子どものころ読んだときには、なんでゴマなんだろう??と不思議で、 友達と遊ぶとき一時ブームになっていました。 盗賊が隠していたお…
表紙からもう素敵なものがいくつも重なり合って奥行きがあり、きれいで うっとりとします。 『のせのせせーの!』という合言葉を唱えると、不思議な情景が浮かびます。 女の子の髪の毛に蝶々がのれば、素敵な髪飾りに変身し、 白いワンピースの上に、丘の花…
弟を思い通りにする兄、そんな兄をぎゃふんと言わせたい弟の兄弟あるある物語です。 背も高くて、力も強い兄、何をどうしたって兄に勝てない弟は、 兄よりもうーんと大きくなって、おやつのケーキを一番大きなものを食べたり、 バスケットゴールにボールを軽…
14ひきのねずみの大家族シリーズ。 今回は夜に向けてのお話。夕方洗濯物を取り込むおばあちゃん、 台所では、きのめのクリームシチューの美味しそうな匂いが立ち込めている。 お風呂場ではお湯を沸かしながら、みんなで背中を流しっこ。 みんなが順番にお風…
いたずらこざるが、お昼寝していたぞうさんのおしりに、落書きをしました。 うしろからみても、ゾウ。前からみてもゾウ。 お昼寝から起きたゾウさんは、自分のおしりに落書きされていることを知りません。 ジャングルに住むみんなはびっくり、そんなゾウさん…
人間はみんな恐竜が実際に生きてきた世界を知らない。 こんな大きな生き物が生きていた時代があったなんて、 そして無敵に思えた恐竜の時代が終わりを迎えたなんて、考えても想像がつかない。 図鑑や資料に残っていることは、すべて今地球で生きている科学者…
幼い頃に初めて読んでもらったときには、何て悲しい物語なのだろうと、 胸の奥がぎゅ~と苦しくなった覚えがある。 それからちょっと読めずにいました。 その頃の私と同じ年齢になろうとする子どもへ読み聞かせに選びました。 いろんな方が翻訳したり、絵を…
アナグマが持ち寄りパーティーを開くことになり、 森の動物たちみんなを招待しました。 みんなドレスは何を着ようかな? 何を持っていこうかなとワクワク、ウキウキです。 しかしモグラくんはというと、アナグマくんに、 パーティーに持っていくものが何もな…
ばばばあちゃんシリーズはどれも読者の期待を裏切らない。 とにかく読んでいてワクワク楽しい気持ちになる。 そして子どもの”やってみたい”、好奇心を引き出してくれる絵本です。 やきいもたいかいは、落ち葉をみんなで拾って掃除をしていたときに、 ばばば…
昔から何度も読んだこともあるアンデルセンの名作『はだかの王さま』。 『ちいさなおうち』の作者であるバージニア・リー・バートンが絵を描きました。 王様は細身で、気品に溢れていて、お城だけでなく、街並みすべてが美しく、 市民もみんな綺麗な格好をし…
日本の昔話を子どもに読み聞かせしたくて借りた絵本です。 日本名作おはなし絵本全24巻のうちの一つです。 とにかく子供だましではなく、絵がとても綺麗です。 漢字も使われていますが、ふりがながうっており、子どもにもわかりやすい文章で 書かれていま…