たんたが朝郵便受けに行くと、新聞ではなく、歯磨き粉が入っていました。
でもたんたのものではありません。
誰の歯磨き粉?
そして誰がいったい入れたのか?
何のためにこんなことを?
そのなぞをとくために、たんたは地図と、虫メガネをもって、探偵に行きます。
色んな森の動物の家に訪ねて歩いていくうちに、
その家々で起きる、ふしぎが繋がっていきます。
だれが、どうして、こんな大胆なふしぎを起こしているのか、
最後までわくわくが止まりません。
たんたと一緒に探偵になって、
歯磨き粉の謎を解いていく面白い児童書です(*^-^*)
歯磨き粉に描かれている文字が、消えていて、絶妙に読めない文字を、
ヒントに手がかりにしていきます。
あとで地図も一緒に見返してみると、さらに面白いです。
ぐりとぐらの作者が描く、優しい、たのしい児童書です。
初めての一人読みにも、おすすめの本です(*^-^*)
ほっこりと癒される、いたずらっ子にもたまらない一冊です☆
《著者紹介》
作・中川李枝子
1935年札幌生まれ。東京都立高等保母学院を卒業後、17年間みどり保育園に勤務。『いやいやえん』(福音館書店)で厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。ほかに、童話『ももいろのきりん』『かえるのエルタ』『森おばけ』、絵本「ぐりとぐら」シリーズ(以上福音館書店)など多数。
絵・山脇百合子
1942年東京生まれ。上智大学フランス語科卒業。実姉、中川李枝子作『いやいやえん』にさし絵をかいたのをはじまりに、童話『かえるのエルタ』、絵本「ぐりとぐら」シリーズ(以上福音館書店)など、この名コンビで活躍。そのほか『あたまをつかった小さなおばあさん』(福音館書店)など数多くの作品にさし絵をつけ、楽しい絵は外国でも高く評価されている。